感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
15
ロシア革命における各勢力の駆け引き、人間の愛憎、悲劇がドラマティックに描かれていく。が、主人公は他の登場人物の足かせでしかなくなっていくのが残念。この壮大で複雑な物語の大きな欠点かな~ そして絵柄もずいぶん変わってしまって、違う人の作画みたい。最後はちょっと無理無理終わらせた感もある。でも大作には違いない。面白かった。2024/11/16
あけの
3
めくるめく愛!! そして女の怖さ満載!!2021/01/02
うろん
3
愛蔵版
林芳
2
こういう結末だったか!ロシア革命のところはユリウスを記憶喪失にしないと話が進まないというのがあったのではと穿ってしまう。けれどこれによってユリウスが全く霞んでしまった。自分の意志を持たなくなってしまったから。イザークもどちらかと言えば尻すぼみ。音楽という至上の贈り物があるなら、悲嘆した日常に埋没することもないと思うけれど。やはりロシア革命があまりにも大きかったということかも。オルフェイスの窓がロシア革命に飲み込まれてしまったのか。2024/08/22
杏仁豆腐
1
私だったら、無事子供が生まれ、レーゲンスブルグでユリウスとイザークが再開し、アレクセイの名前をつけた子供を一緒に育てる…というベタベタなヲチにするかなぁ(笑)でも、今まで犯した罪のことを考えるとこの結末が一番まとまりがあっていいのかもしれない。なにしろユリウスにとってイザーク<ダーヴィトらしいので、もう笑うしかない(笑)ロシア編からずっとユリウスがポンコツ過ぎて微妙だった。足引っ張りすぎ^^; 冷静に全体をみるとなぜそこまでクラウスが好きかも実際よくわからんし、逆もまたしかり。でも名作なのは間違いない。2015/11/18