谷崎潤一郎訳 源氏物語

谷崎潤一郎訳 源氏物語

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  • サイズ B5判/ページ数 1704
  • 商品コード 9784120015403
  • NDC分類 913.369
  • Cコード C0093

内容説明

不朽の名訳『谷崎源氏』が全1巻になりました。挿画入愛蔵版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

松本直哉

21
モリエールのドンファンが反倫理とすれば光源氏は没倫理だろうか。越えてはならぬ一線と知りつつ越えてしまう好色。それでも一人一人の女にはまめに歌を送ったり訪ねたり。好色と誠実の均衡ゆえに憎めないのかもしれない。後半では好色が匂宮に、誠実が薫に受け継がれているが、二人とも光源氏の輝かしさに及ばないのは、この二つの両立が稀有だからだろう。名前の通り光り輝く前半が、雲隠という死のあとの後半は闇に包まれる。匂宮も薫も闇の中でその芳香によって求愛する。前半が視覚中心、後半が嗅覚中心の物語と言えるかもしれない。2019/04/29

Yoko Kakutani 角谷洋子/K

3
ですます調なのが、平安時代の女房の語りを想起させて情緒がある。与謝野晶子訳にはなかった和歌への注釈があるのも助かる。2022/04/25

マドレーヌ

2
20日かけてコツコツと読んだ。若菜と浮舟~夢浮橋がいいかな~。あっ御法も捨てがたい。源氏物語は女性が魅力的ね。だって男性陣に対しての感想…①若菜以降の落ちる光源氏はいい②柏木と夕霧…なんかキモいよ③頭中将大人げない(笑)④匂宮は本当に苦手、諸悪の根源!⑤薫は男性陣で一番好きだけどお説教もしたいって感じですから。女性陣は誰が一番か決められぬ。ベスト3は紫の上、大君、葵かな。でも藤壺、六条御息所、秋好中宮、浮舟、雲居の雁、女三の宮、藤典侍もいいにゃ。気が多いな…光源氏を責める資格なし!( ;∀;)。2014/06/24

ヒデ

2
僕が一番気に入っている源氏物語の現代語訳。 谷崎氏の読みやすい文章で源氏の世界を堪能して下さい。

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