感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
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ロイ・ジェームズのことはほんのかすかに憶えている。三島由紀夫に最も近かったといわれる湯浅あつ子の夫で、実はカザン・タタールだったというのは驚きだ。ロイの壮絶な人生、そして、夫婦とは一体なんなのかということについて、深く考えさせられる。2018/04/24
アレカヤシ
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著者の夫が3年の闘病の末、死ぬ。やっぱり癌は、患者も介護する人もこてんぱんに叩きのめしてしまう。恐ろしい。この本は、著者が自身の魂を救う為に書いたものみたい。僕からみて、著者とロイの結婚はかなり変わってる。先夫の薦めで結婚する等々。この本は非常な悪文だと思うけど、著者の心が痛いほどあらわれていて、感動した。それにしても、もんじゃ焼きも知らないほどの金持ちのお嬢様の生活は、僕には想像も出来ない。30年前に読んだっきり、すっかり忘れてしまった「鏡子の家」を、もう一度読みたい気持ちになった。2018/03/03