内容説明
彼らは、切ないほど愛情に飢えていた…。九州の唐津から上京し、小中学生の元非行少年たちに囲まれて働くことになった20歳の私。乱暴だが傷付きやすく、寂しさを抱え、本当は誰かに精一杯甘えてみたい…そんな子供たちと格闘し、泣き、共に笑った懐かしい日々の足跡です。
目次
少年
東京へ
教護院
こんにちは八寮
紘太という子
かっぺ保母さん
手鏡事件
寮舎
銀しゃり
なくしもの
土の中から
正雄の涙
グローブとシンナー
教護課長がくれたよそ見
トンズラ
笑わないで
渦
河田町十七番地
憲兵さんとかっちゃん
俺、代表で送辞読む〔ほか〕
著者等紹介
松本昭子[マツモトアキコ]
1948年佐賀県唐津市生まれ。短大卒業後、東京都立教護院他勤務。現在、特定非営利活動法人KOGUMA理事長。一般社団法人こぐまの丘顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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