内容説明
本書は、3章が重なり合うように構成された恋愛小説である。各章は春から夏、秋から冬と変遷する。第1章は「この世」の話。高校一年生の初恋から学生結婚そして大学卒業直前の離別までを主人公が語る。第2章は既に他界した恋人が第1章を読み、「あの世」から主人公に自分の心を語る手紙。第3章は「仮の世」のブータンでの再会。恋人は小鳥となり「あの世」から「この世」を仮訪問する。ふたりは、ブータンの友人と人間哲学と宇宙を語り、酔生夢死を過ごす。
著者等紹介
所源亮[トコロゲンスケ]
1949年2月22日東京都生まれ。1972年一橋大学経済学部卒業。1980年から米パイオニア・ハイブレッド・インターナショナル社(現デュポン・パイオニア社)国際部営業本部長兼パイオニア・オーバーシーズ・コーポレーション取締役。1982年に帰国後ソフトウェア会社などを設立ののち、1986年ゲン・コーポレーションを設立、代表取締役社長。1994年日本バイオロジカルズ社を設立、代表取締役社長。2001年創薬バイオベンチャーを設立、代表取締役社長。2008年から2013年まで一橋大学イノベーション研究センター特任教授。GCAT株式会社代表取締役会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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