内容説明
由井鮎彦の到達点にして、文学表現の未知なる未来がここにひらかれる。空虚にして充溢する海。すべてを呑み込み、すべてをもたらす海。そこから漂着し、そこに堆積していく特異な「もの」たち。世界が始まり、世界が終わる場所。類似し相違する分身にして鏡像たちがさまざまな場所を彷徨し、分離と結合を、対話と衝突を、敵対と協力を繰り返す。静寂に閉ざされた地下駐車場から、無限の響きを奏でる果てしのない浜辺へ。第27回太宰治賞受賞作家、初の長編。
著者等紹介
由井鮎彦[ユイアユヒコ]
東京都生まれ。『会えなかった人』で第27回太宰治賞、第9回絲山賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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