出版社内容情報
女性モード商の台頭を快く思わない男性モード商達は敵意を募らせていた。そんな中、ベルタンにモード商同業組合の理事就任の打診があった。しかしその矢先、オ・グラン・モゴルの近くに新しい仕立て屋が開店し、その店の経営者ボラールは不敵にもベルタンが掲げている「妃殿下御用達」を称していた。その文字の撤回とベルタンの理事就任を賭けて、モード商同士の戦いが始まる──!!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミキ
13
ギルドの理事に無事になれて嬉しい。これからの活躍も楽しみ。育休中で間が空いたのですねー2025/07/10
いりあ
4
Webサイト「コミックバンチKai」で連載中の磯見仁月の「傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン」の第10巻です。マリー・アントワネットに重用され「モード大臣」と呼ばれたローズ・ベルタンの物語。今回は女性モード商vs男性モード商の覇権争いがメインです。途中、まさかのレオナールに妨害されるなどありましたが、アイデアが豊富に湧き出る女性モード商が無事に勝利。ベルタンが理事に就任。女性の地位を確立したという意味で大きな一歩です。一方、国は飢饉、アメリカ独立戦争への介入、アントワネットの道楽と暗い未来しか見えない。2025/08/30
室田 尚子
4
フランス革命前は女性の自立の時代でもあった、ということが描かれつつある。そういえば、革命の始まりも女性たちが鍋釜(じゃなかったかも)持って行進したことからだったんだっけ。ベルタンの仕事場は徹底的に貴族の世界だけれど(英国風帽子の豪奢なこと!)、ベルタン自身は庶民の働く女性のシンボル。このギャップがこの作品の魅力のひとつだと感じる巻だった。2025/07/09
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