出版社内容情報
育児放棄、虐待……児童養護施設の子供たちは、それぞれ心に傷を抱えている。継母に虐げられた勇也を手前勝手な理由で家庭復帰させようとする親、施設に匿名で寄付をする「伊達直人」の正体、そして、入所してきたちとせが抱える問題とは――!? 『「子供を殺してください」という親たち』の原作・押川剛の綿密な取材を元に漫画家・鈴木マサカズのチームが描く問題作第3巻!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなっち
2
2025年5月新刊。施設の子供達に焦点をあてた本シリーズですが、原作が押川さんなだけにリアリティさがあって、胸を痛めながら読んでます。だって、どんなに最悪な親であろうと、題名通りなんですから。と書きつつ、ヤル事が極悪過ぎて、親とは呼べない人もいますが。それが今巻の父親で、実の娘相手に欲情するのが気持ち悪くて堪りませんでした。その予兆を知っていながら出ていった、母親も同罪ですよね。そんな子が保護されても傷は全く癒えず、液体洗剤を口にする所まで追い詰められたのに胸が痛んで。毎回、先生の大変さに頭が下がります。2025/06/20
Mr.deep
2
大好きな「先生」と一緒にいたいっていう児童の気持ちも、一人の子に感情移入しすぎると潰れるって同僚の先生のアドバイスもどっちもよく分かりすぎてああっ~てなる。2025/05/11
言いたい放題
1
液体石鹸の誤飲(?)か。農薬飲んじゃった人は知ってるけどこれは大変だ。早く胃の洗浄と、心のケアを。2025/05/15