出版社内容情報
これは世界で一番小さな猫と男子高校生の、ちょっと不思議な心温まるお話。高校1年生の奏くんのもとに手のひらに乗るサイズの幻の猫「手のひらねこ」が現れた。気に入ると棲みついてくれるというのだが……!? 『向ヒ兎堂日記』『午後3時 雨宮教授のお茶の時間』の鷹野久、最新作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
17
気ままな妖精さん、かわええなあ。2023/10/01
新田新一
14
表紙に載っている手のひらにすわった、ちいな猫の絵にノックアウトされました。何度見ても見飽きない本当に可愛い絵です。手のひらねこは妖精の一種で、ある日突然現れます。鷹野さんの作品らしく、繊細で温かみのある絵が素晴らしく、絵を眺めているだけでも幸せな気持ちになります。しかも猫が多く描かれているので、猫好きの私にはたまらないです。物語には、現実の世界の悲しい面も描かれており、説得力があります。主人公の奏君は、親の期待通りに生きることができず、絵ばかり描いています。てのひらねこは、彼を慰めるために出現したのかも。2023/09/12
山猫
12
最高に可愛い妖精。説明してる暇に読んでもらった方がいい。2024/09/01
くろねこ文学
11
んーー癒しっ。手のひらねこは文字どおり手のひらサイズのねこの妖精さん。フラリとやってきては、いつの間にかいなくなってしまう。その行動はねこそのもので、ねこ好きにはたまらない。週末ぬるめのお風呂に入って、ベッドの上でゆったりまったりこの作品を読むなら、きっとあなたに安らかな癒しをもたらしてくれるでしょう。2023/09/08
小梅さん。
8
いやー、もう、なんて素敵な存在なんだろう。 手のひらねこさん。 ビジュアルといい、生態といい、最高すぎる。2024/08/19