出版社内容情報
少年院の中では少年同士のいざこざはもちろん、教官との関係も留意すべきことになっている。関係者は、院の内外での軋轢と解決の道を探るのだった――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
J D
66
相手の話を聴く。対人援助職に就く者なら基本の基。頑張れ!大森教官。この巻は、色々な人に読んで欲しいなと思った。2025/09/07
ゆうくま🐻🧸🧸🧸 フォロバ
29
精神科医の六麦は、少年院で知能に問題がある少年少女を見てきた。ある一定の傾向があり、問題を抱えながら更生を進めている。少年院の中では少年同士のいざこざはもちろん、教官との関係も留意すべきことになっている。関係者は、院の内外での軋轢と解決の道を探るのだった――2025/02/03
南
17
子どもが話をきいてほしいときに、あとにして、などと言ってお母さんが向き合ってくれなかったのが引き金で・・・。子どもの思いに気づけないことが自分にもあると思った。子どものことを大切に思っていることを、子どもが分かる方法で伝えるヒントが書かれていた。2023/09/22
老眼のローガン
13
【知ること、理解すること、考えを深める事、一般化すること、行動に反映すること】この5段階はすべて違い、人によっては次の段階に移行するために時間がかかる。場合によっては生涯かけても不可能だったことも多い。ネットで語られたことを知るのは簡単だが、類似例を出したり要約したりできないと理解したとは言えない(IQの「言語理解」でも抽象化と類似の羅列が必須)考えを深めるにも言語能力、推理能力が必要だし、一般化となると生活が自立して要職についている人でも(だからこそ?)疑うような意見を持ってしまう。2025/10/07
かなっち
9
非行を起こす少年と、その少年に関わる周囲の人たちの苦悩を描いた、少年院と知能障害の闇に迫るコミカライズ…第6巻です。複雑な家庭環境や知能障害に、彼らを更生させる難しさが、漫画家さんの淡々とした絵とピッタリで…余計胸に迫りました。そして、環境が如何に重要かを改めて考えさせられ、親の正しい愛情は代わりの効かない唯一無二のモノなんだと。親のいない子は、その存在が教官になるんでしょうけど、その人が自分本位で寄り添ってくれない人だとお互いに不幸ですね。複雑な背景から、非行に走った子たちの再犯率が高いのも納得できて→2023/03/23




