出版社内容情報
お客様は仏様です。此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。“2人がご飯食べるとこ見てる”気付かないうちに、孤食に慣れていませんか? 魂抉る死者との対話、感謝の第21巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなっち
6
面白いだけではなく毎回考えさせられる、此岸と彼岸の境界に存在する『死役所』に来所した人の過去のエピソード、第21巻です。21巻は3人のエピソードに触れていますが、一番印象深かったのは癌のお母さんのお話ですね。仕事上本人の苦しみと、抗えない別れという家族の苦しみに触れていますが、何度経験しても辛くて健康な今に感謝しています。そんな中での、母親への愛情が詰まった息子の創作漫画に泣けました。そして、認知症のおばあちゃんの話では、身内だからこその苦悩が見て取れてしんどかったですね。自分も、あの少女の生意気さには→2022/08/11
huchang
5
毎回感想が難しい本のひとつ。色々な気持ちが出てくるのだが色々が強すぎてまとまらない。言葉にならないところを私は生きている。普段はそれでいいんだし、こういう時のために言葉をあらかじめ用意しておくことも違うだろう。ただ、色々が強い事柄のための場所を頭の片隅に用意して、折に触れて向き合っていこうかなぁ、前を向いて生きるために。2022/07/10
てつ
2
今回はちょっぴり切ない、物悲しいお話2023/03/02
祐樹一依
2
【○+】ハートウォーミングがコメディ要素なのかサスペンス要素なのかうまく飲み込めずもやもやしてしまった。2022/08/16
chie
1
癌患者の緩和ケア、認知症の家族・友人の話、いつ身近に起きてもおかしくない話で考えさせられたけど、最後に笑顔があると良いよね。冤罪の話の後だったので余計に。2023/02/06
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- 和書
- 絵画社会学素描 〈4〉