出版社内容情報
血筋はあっても金はない。貧乏貴族ミハルコ男爵は従者ロボットランパチカと、旅の途中で出会った吟遊詩人ノンシャランを引き連れ、“理想の乙女”を探しもとめていた。男爵の遍歴もいよいよクライマックス。思わぬ方法で理想の乙女と結ばれたところまでは良かったが、故郷でとんでもない事態に……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美周郎
13
自らをバラしてスクラップに混ぜて遠い地の主人のもとに、何という献身、何という信頼、泣けた。これぞスペースオペラの真骨頂、後半怒涛の二転三転の中で長く心に残る名場面だなあ。2021/12/17
YS-56
8
これぞ冒険。男爵の物語は永遠に語り継がれることでしょう。2021/12/23
ネタバレ:トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
8
このバタバタとした感じかなり好きだった 面白かった〜 ずっと読んでられるけど、最終的に幸せそうでこれが読めたらいいますね2021/12/14
もるもる
8
やはりノンシャンランが正ヒロインだったか……2021/12/11
みやしん
7
理想の乙女を求め縦横無尽に宇宙を旅する主人公。宇宙のリセットも起き、因果律は大暴れ。幸せの青い鳥はやっぱり側にいたし姫も実在した。なんだかんだ巻末の記事が本作を凝縮している。これだけ宇宙を駆け巡るロケットが行き交うのに一番科学っぽい乗り物はサンライズ出雲の扉絵とはこれいかに。従者が最後まで受肉しなくて一安心だけど、あの水着シーンは斜め上。2021/12/27