出版社内容情報
友情編か真実編か――。坂本が織田の説得を選んだ世界を描く、Light友情編。輝夜と上杉を人質にとる織田に対して、争う必要はないと説く坂本。“二人の戦いは東側と西側の代理戦争である”と決闘を煽る鷹嘴。そんな中、ペリエは人質を解放しようと試みるが……。プロジェクトの破壊とプレイヤーの救出。理想を追い求めた先に、待ち受ける結末は――!?
井上 淳哉[イノウエ ジュンヤ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
63
もう一つの最終巻。マルチエンディングを漫画で表現するのは新しかったが、こちらの友情編は、真実編に比べると物足りない。そもそも二つに分けても展開が大きく変わるわけでもない。友情編は、生き残る人間は多くなったが、本元を潰せてないので、また新しいゲームが再開される。続編を作るとなると、友情編の方が都合が良いのかな。作中で「ハッピーエンドかどうかは物語をどこで終わらせるかによって決まる」と引用があるが、とりあえずこのゲームは終わったってことなのかな。ひとまず、お疲れ様でした。2020/01/10
カラシニコフ
9
引っ張った挙句の普通のエンディング。でも、これはこれで悪くはない。 ★★★☆☆2018/08/17
MERLI
8
漫画でマルチエンディング手法を用いるとは…作者が言っているように漫画業界には例を見ないやり方ですね。作者は読者への「サービス」を重視したハッピーエンドをLight編を描いたようです、読者の求めているモノを追求した結果という事ですね、業界で生き残る上では顧客の意見に従わなければいけないこともあるのです。さてこちらが「サービス」ならもう一方は作者の「個」を存分に描いたモノということ、思う存分描いたようですがどういう結末になっているか…。2022/03/26
チューリップ
5
結末が2パターンあるとか斬新だよなあ。こっちは明るめな終わり方という感じかな。大元は倒せてないから解決はしてないけど坂本たちが生還して新しい生活始める的な。ここまで来たらみんな死んで欲しくないなと思っていたからこっちの終わり方のが好きかな。織田と坂本って子供の頃からお互いに抱いていたコンプレックスをずっと引きずっていたのが結局相手に勝たないと解消されないのかなと思えてちょっと悲しいな。輝夜様出てきてからずっと可愛くて好きなキャラだった。2018/10/25
chmod
4
エンディングを二つに割るヤツ。終盤はごちゃごちゃ。個人的には序盤のボム戦が燃える。特に伊達絡みの戦闘は大変よかった。全体を通して悪役がいい仕事をしている印象。2018/09/17