出版社内容情報
かつて「人族」のユエには、鬼と蔑まされる種族「角族」のジャオという親友がいた。幼いころ誓った「空を一緒に飛ぼう」という夢を叶えるためユエは10年ぶりにジャオと再会する。だが、彼は人間の奴隷として過酷な労働を強いられていた。二人は憎悪が渦巻く種族間の軋轢に巻き込まれていく――。前作『兎が二匹』で「このマンガがすごい!2017 オトコ編 第9位(宝島社)」を受賞した実力派作家 山うたが描く、苦しくて切ない友情の物語!
山うた[ヤマウタ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫雲寺 篝
5
「兎が二匹」の山うたが描くのは、「人」と「鬼」との間に生まれる友情・差別・偏見の人間ドラマ。そもそも状況を時系列的に並べると、山中に置き去りになった「人」の子を、山深くに隠れ棲んでいた「鬼」が家畜として連れ帰り、そこで意外な展開で友人として生活する事になった人の子を、鬼の子が突発的に人里に返した結果、隠れ棲んでいた鬼達が狩られた、という流れで、その流れになるのは読んでいて当然わかるので、そこから今後どう話を広げるかだろうな、とは思う。思えば前作もその辺り全く外して来なかったな、というのを思い出した。2018/05/12
Elm
1
Unlimited 2019/08/28
m 。
1
一ページ一ページに読み応えがある。 コマ割りがうまく絵に味がある。鬼が焼かれるシーンが妙に印象に残った… 「人」のユエと「鬼」のジャオ…幸せになってほしいなぁ 2018/06/02
Dの字
1
前作からコマ割りと構図が凄い人。 他の漫画ではまったく見たことがない(強いて言うなら映画的な)、画面が連続で出てくる。ドチャクソ漫画的でありながら漫画では見たことないものを見れたので最高です。 あと、デジタル作画だけどブラシが結構かすれてる特殊なやつっぽくて、そこから生まれるペイントソフト感とか、昔のフリーゲームでありがちな図柄を超高品質でリバイスして提示してくれてるような感じとかもめっちゃ好きです。2018/05/13
誰パンダ
0
エモさと人種差別。2組の母子の対比。鬼と人間。いい漫画なんだけど、圧倒的に表紙とタイトルが売れそうにない!物足りなさはある。善と悪がはっきりしてるとことか。2020/06/18
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