出版社内容情報
メグレーシェフから副料理長に指名されたジルベール。いきなり厨房を仕切る立場になったものの、部下の料理人たちはクセ者揃いで――…。腕は一流、心は三流。気弱な料理人成長記!
さもえど 太郎[サモエド タロウ]
著・文・その他
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aisu
18
同僚達のキャラの深掘り。レセプションパーティーは成功するのか⁈2023/05/02
でんか
15
レストランを舞台にした料理人たちの物語。今回も登場人物たちの過去が明かされる。人好きのするヤンの過去には信じた人の裏切りがあり、リュカは「空気読めない」ぶりで過去の職場でいざこざがあってこの職場に来たらしいと分かる。みなさん料理の腕はあるのだが、人間なのでそれ以外の部分が色々あって面倒ごとになって、でもきっと、ジルベールのもとで上手くやっていけてるのだろう。お互いの関係もどんどん良くなってきてる感じ。登場人物は男性が主だが、人数的には少ない女性の方がきりっとしてて、すごく重石的な役割なので印象が強い。2018/04/11
ふじ
11
ようやく4人が噛み合ってきた。そしてレセプションパーティ。続きが気になる。2019/01/05
ミキ
8
リュカはやっぱり特性がある人だよね。みんながだんだん分かり合って、料理を作り上げるのは素晴らしい。読んでる間、ずっとフレンチ食べたいよ。2022/12/25
せの
8
冷たいのか優しいのか分からなかったヤンが、本来すんごく人懐こくお節介なたちだったことがわかり、人間不審に陥っているもののジルを見かねて助けずにいられなかったのだと知る。ヤンにとっては気の利かない・嘘が上手くないジルやリュカの存在がある意味安心になってたんだなぁ。ジルのびくびくおどおどは相変わらずだけど、人の意見を素直に飲み込むところが大きな美点で、少しずつ成長していく様がまぶしい。2020/07/23