出版社内容情報
終末世界を旅する少女たちの“日常”を描く、新感覚日常漫画の第4弾。地下殻層を横断する列車の終着点までやって来たチトとユーリは、昇降機を使って地上に出ることに成功する。まぶしい夕陽の光にちょっぴり感傷的な気分になったあと、久しぶりの地上で周囲を探索する彼女たちが見つけたのは、なんとも奇妙な生き物。新たな仲間を加えて少し賑やかになった旅路だが、その先には想像を絶する体験が待っていた……!
つくみず[ツクミズ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。
72
☆5.0 終末世界の真実に迫る、新感覚コミック。チトとユーリの少女ふたりが聴く地球終焉のメロディ。2021/03/11
神太郎
29
今回は謎の生物ヌコとの出会いである。しかし、こいつが可愛い。しかも、何気にこの世界ではオーバーテクノロジーになっている機器にたいしても精通してるし、ラジオを介して自分の意思も伝えられるという事でなんか、人外がいるというのが明かされる。そうこうしているうちにヌコの仲間達と出会い人間はもはや彼女ら二人のみだという。つまり、世界も人間も滅んだのだ。何だか、その唐突なカミングアウトも何故かたんたんと伝えられるため衝撃は強いがすとんと腑に落ちるような感覚で。本当に終わった世界と認識した上で彼女らはどう行動するのか…2020/02/28
Tenouji
20
時間と大きさが効率を物語る。エネルギーを集中させることでモノを作り、破壊できる。それは過去の思いを守るためか。エネルギーを平準化することは生命を終わらすことにつながる。だとすると、どちらにせよ…2018/12/31
椛
18
この巻の最後に言われた言葉が重い。知るのと知らないのとではどちらがいいのだろうか。2020/11/25
不見木 叫
15
謎めいた生物との出会いと別れ。秋空のようなからっとした寂寞感。2024/11/02