バンチコミックス<br> 兎が二匹 〈2〉

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バンチコミックス
兎が二匹 〈2〉

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  • サイズ コミック判/ページ数 179p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784107718938
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C9979

出版社内容情報

自殺を繰り返す不老不死の女性・すず。彼女と生きていくことを望む恋人のサクは、ある旅行の計画を立てる。だが選んだ先はすずを死に駆り立てる強烈な記憶が刻まれた地だった。二人の気持ちは行き違いを生み、遂にすずは確実に死ぬ方法を実行する。残されたサクと死んだはずのすずは…。二人の絶望と愛の軌跡のその先を、新鋭作家が極限まで描いた名作! ページをめくるほどに激しく込み上げる、終われない純愛物語・ここに完結。山うた[ヤマウタ]

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

英知@マンガ専用

40
大切な人を置いて逝く哀しみ、そして置いていかれる哀しみ。サクはすずがいなくなって、置いていかれる気持ちを、今まで死を望んできたすずも、置いて逝く痛みがあることを知り、サクが生きていることを信じて探し続ける道を選ぶ。ラストの引きが秀逸だと思います。サクの生死は結局はっきりしないままだけど、わずかでも希望が見えて良かったです。サクとすずがまた2人で笑いあってる未来が来るといいな。1、2巻のカバー下で、海を眺めてる2人がまた切ない( ´・・)2017/05/05

よんの。

13
1巻を読んで『間違いなく苦しむラストだろうな』と読むのを躊躇っていたのだが、ようやく今日読了。号泣しながら駆け抜けたような疾走感、走りきった先に見えたのは【死ねない】彼女だけに赦された救いでした。このラストは全く想像できなかったし、あわよくば『お、ハッピーエンドか?』と期待した私がいたけれど、作者にとっても彼女にとっても、物語の終末がハッピーかどうかではなく、彼の指先をもう一度握りしめる為の贖罪を詰め込んだラストでした。気づくのが遅かったとは言わせない。死ねない少女の等身大のラブストーリー。激押し。2016/11/04

ako

11
最終巻。すずの孤独を救った咲朗。それでも自分がいるせいで周りの人を不幸にしていると思っているすずが寂しすぎる。すずも咲朗も相手の未来をすごく考えていて深い愛を感じました。咲朗が生き返って2人が再会して欲しい。それが幸せかどうかはわからないけど1人は寂しすぎる。2017/02/17

Dai(ダイ)

10
もう一度読むとまるで違った感想になりそう。2019/11/12

わち ⊱^>ω<^⊰ฅ

10
「100万回生きたねこ」を思い出した。 出会えた事は辛い過去では無く、どんな形であれ すずは明日を見て幸せに向かって生きて行くと信じてます。2017/02/13

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