出版社内容情報
兄弟王子たちの確執は国を巻き込んでの戦闘へ!? 先手を打った第一王子はクーデターを決行し首都を制圧。バルツァー不在の士官学校を完全に包囲する。果たして第二王子と生徒たちの命運は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
41
ここから逆転は難しいと思うが、何かやってくれそうな気がする。楽しみ。2019/03/16
マリリン
17
内戦、バーゼルランドの権力は空白状態。戦いの中で兵士たちの親の心配事。学校をやめるか迷う兵士たち。その思惑の中に幼馴染のユルゲンとヘルムートも。戦いで望むものは地位か権力か、平和なのか。犠牲者を収容した室内の空気が何とも言えず重苦しい。それでも戦わなければならないのか。「感情を捨て理にしたがう」「勝算と実益に即した方を選ぶ」バルツァー...敵に回すと怖い存在だろう。2018/09/02
かけす
11
最新刊が出たので、読んでいた途中だったものを読了。軍人としての立場よりも、学校の生徒を助けることを選んだバルツァー。読むのにすごく時間がかかるけど、好きです。しかし戦争は複雑だなぁ…。2016/11/17
緋莢
11
バーゼルラント国内で、第一王子のフランツと第二王子のライナーの対立が激化。フランツはクーデターを起こし、首都を制圧。士官学校を包囲する。軍事顧問解任を告げられ、士官学校を離れていたバルツァーは、ある行動を取るが・・・2016/01/14
にぃと
7
登録埋め。 前巻に引き続き、バルツァー顧問不在でのバーゼルラント内乱。顧問不在な中での生徒達の奮闘、頑張りっぷりとそれでもじりじりと追いつめられてく展開は読んでてしんどいが、それでも読み進めしまう。ヘルムートとユルゲンの関係やそれぞれの想いも中々複雑だが、これもかれらが兵士ではなく生徒だからこそ描けるものだと思う。2022/01/04