出版社内容情報
文明が崩壊した終末世界で旅を続けるチトとユーリ。都市の上層にたどり着いたふたりが、そこで目にしたものとは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。
79
☆5.0 あいかわらず、終末世界を旅するチトとユーリの少女ふたり。 人類最後?の飛行機を造るイシイに出会った。 そして今日も歴史は刻まれていく。 2021/02/26
神太郎
33
前巻で都市に到着し、今回はその探索という感じ。相変わらずの殺伐さだ。だが、その中で音楽=自然の奏でる音だとか宗教って何で生まれたのかという疑問が生じる。それはテクノロジーやその他のものがなくなったあとだからこそだろう。失くなったものに想いを馳せたり我々の周囲にある事物の原点を垣間見れたり。それは終末の風景だからこそ見えるもので、だから少しでも過去の人間の営みに興味があるわけで。都市をさらに進んでどのような出会いが待っているのだろうかと今後に期待。空気感がほんとうに好きだなぁ。2020/02/22
眠る山猫屋
28
キテレツな出来事はあんまり起こらない。出会った人間も一人だけ。終わってしまった廃墟世界をたんたんと旅するだけなのに、読ませてくれるのは、作者の技量かな?不思議な作品だ。2016/05/22
友和
27
何もない世界に、ふたりはどこに行くのだろう?2015/09/30
Tenouji
23
世界は、静かで、時にやかましい。暗闇の中に光を求めるように、終わりゆく世界から抜け出そう、という無謀な試みにも、安堵の時がやってくる。2018/12/31
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