感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiro
3
全集第7巻の本書は「罪と罰」の途中まで。感想は読了してからでよいし、これだけの古典に今さら何か言うのもどうかと思うが、浅はかな素朴な疑問二つ。主人公はなぜ犯行を行なったのか、行なわねばならなかったのか。あまりに明白で当然すぎるようだがよく考えるとそうでもないと私には思える。二つ目、主人公の唯一とも言える友人はなぜ異常なほど過度に献身的なのか。身もふたもないようだが、こんなに親身になってくれる、有能な知人が周りにいるのならそもそも犯罪に向かうことなく最初から彼に相談すればよかったではないかと思うのだが。2023/12/08
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