出版社内容情報
己れを売らぬ男たち。凛と艶めく女たち。吉原のイメージをひっくり返し、読者の心をわしづかみにしたデビュー作が、没後20年、「昭和の名古典」として甦る。
内容説明
育ての親、宮本武蔵の遺言に従い吉原を訪れた青年剣士・松永誠一郎。しかし、そこはただの色里ではなかった。迫りくる殺気、裏柳生の跳梁、吹き荒れる血腥い風。めくるめく官能の秘儀のなかで密書「神君御免状」の謎と吉原の真実が明らかになる…。小説好きの心を沸騰させたデビュー作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タカラ~ム
17
61歳で時代小説家としてデビューし66歳で急逝した隆慶一郎は、わずか5年の小説家人生の中で、その後の時代小説に多大な影響と足跡を刻んだ作家でもある、その作家デビュー作が本書。吉原という人間の情欲が愛憎入り乱れる場所を舞台にして、様々な思惑が錯綜する。キャラクター造形、ストーリー展開、決闘場面の迫力、そのすべてがスゴイ。約20年ぶりの再読だったが、その面白さはまったく衰えていなかった。2016/03/21
kei
7
素晴らしい。ただ、途中で超能力が出てくるのは時代のせいか…。吉原に行きたいと思った。もちろんソープ的な意味ではなく。笑。山窩について書いてあるが、非常に興味深い。大学時代に山岳信仰を学んだのが懐かしい。もう一度山岳信仰系の本を読もうかと思う。宮本袈裟雄先生がご存命ならなぁ…。遊女が地女と違い、入浴剤から、香を焚くのも、毛の処理も、照明の当て方も、揚屋の作法も拘っていて、詳細に記述されてるのに驚嘆した。参考資料が載ってないのが痛い。2016/09/01
ちゃま坊
3
浅草を歩いている時に突然思い出した。10年くらい前に読んだ隆慶一郎を再読。映画や劇画を見ているような世界。★★2016/03/28
Koning
2
ということで、発掘できなかったので図書館で全集の1を(w。これにもかくれさと苦界行が入ってたりするわけだけど、通して読むといいねぇ。エンタテイメントなのだけどいろいろと考えさせられるし、剣客としての生き方のあれこれもなかなかに。やはり何年かに一度は読み返すべきだなーと。2012/08/04
モモンガ
1
かなりひさしぶりに再読。やはり面白い。以前読んだときとは、違う箇所が面白く感じるのが再読の楽しさですね。2019/06/11
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