山本周五郎全集 〈第22巻〉 契りきぬ.落ち梅記

山本周五郎全集 〈第22巻〉 契りきぬ.落ち梅記

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  • サイズ B6判/ページ数 359p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106440229
  • NDC分類 913.6

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山内正

4
世帯持って半年かけがえのない人だと亭主を思う母はお孝より器量良し 早くに亡くし稽古先で男の浮気を聞くが父の母への思いが分かり安心する 二年し父が倒れ寄合の帰り 女中と亭主の立ち話を見たドキリと お父っつぁんに叱られたと言い訳を 女中と旦那の噂を外で聞いた 勘弁してくれ俺が悪いと謝る 夜にふと寒橋の父の座る場所へ おっ母さんこんなに苦しいのに私 お父っつぁんが悪くなったと亭主が 聞いてくれと父が謝る亭主じゃない 俺がと全て間違いだと あんたに礼をしたいと父が言う みんな引き受けてくれたんだ亭主が 何てこと!2021/02/14

山内正

4
由利江が家にあの手鏡下さいませ 明日お話をと帰った あの頃が幸せだったと後で知る 友の妻になった 父が痺れる手で次席家老を辞した 江戸の殿の病気で呼び出され 家老職を辞せよと話が 喋れない口で蔵の謐の書を誰にも極秘と判読し 父の目に涙が流れた 若君の極秘の呼出で国家老等の汚職 を暴く証拠を告げられ 国元に帰る 父は既に死んでいた 最後かもと由利江とお茶を庭で 音がして梅の実が落ち振り返る 若殿に誰にこれを扱えるかと聞かれ 半年し由利江が来た 夫は苦しみましたが殿から これを勧めたは誰かと告げられたと 2020/11/02

山内正

3
まだ回復しない節子は内祝言を取交し英之助は山奥の番所に行く事に 何通かの手紙が決して人に知らすなと 夏には家にきて暮らしぶりを 土民等が何処に住んでるかは 一人孤独だと金を渡す 兄が目付になり嫁を貰う事に 数日して兄について山に向かう 峠を下ったら番所が有った 奥の部屋に英之助が布を顔に被って 死んでいた今朝方一人で山に登って 土民に殺られたと 十日寝て家に帰り その後一年寝たままになる もう嫁に行けない体にと言われた 相良様が役を解かれ見舞いに来た 何もかも二人の思い違いだと 相良に詫びた 2020/01/20

山内正

2
誰の言う事も聞かず遣りたい子で 父からも見放されお爺だけが頼り まさかの若殿の近習として仕える事に 不自由で世の中の事何も知らない生活に二人して川や山で魚や木の実を取り走り回った やがての嫁取りに近習を辞め 堅苦しい実家生活に飽き 船宿の娘と世帯を持ち子も出来た 若殿の心配をしながら ある日殿から手紙が 会いたいと 何を話すのか?戸惑う! 2019/08/21

沼田のに

0
未読既読織り交ぜて面白い。俺が生まれる前の大衆文学だけど、時代小説は古さを感じせない。2019/09/07

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