出版社内容情報
読める、わかる――21世紀の小林秀雄。
昭和49年72歳、真夏の九州霧島で、全国から集う学生たちに語った、ベルグソンの哲学、柳田国男の学問、その感性、その確信……。さらに「生と死」「対談/音楽談義」等、昭和41年~51年の計49篇。
内容説明
昭和四九年七二歳。真夏の九州霧島で、学生たちに語ったベルグソンの哲学、柳田国男の学問。いまここに、超自然的な事実が報告された。僕らは、これを、どういう態度で聞くべきか―。
目次
昭和四十一年(「現代日本文学館」編集者の言葉;青山君の句稿 ほか)
昭和四十二年(阿川弘之「山本五十六」;「ヴァレリー全集」 ほか)
昭和四十三年(深沢七郎君のこと;「本居宣長全集」 ほか)
昭和四十四年(「川端康成全集」;「河上徹太郎全集」)
昭和四十五年(江藤淳「漱石とその時代」)
昭和四十六年(三島君の事;富永太郎の絵 ほか)
昭和四十七年(生と死;鈴木先生の全集 ほか)
昭和四十八年(「志賀直哉全集」;大仏次郎追悼 ほか)
昭和四十九年(新年雑談;古田君の事)
昭和五十年(「ヴィリエ・ド・リラダン全集」;信ずることと知ること ほか)
昭和五十一年(新潮社八十年に寄せて;古典に還るという事 ほか)