出版社内容情報
読める、わかる――21世紀の小林秀雄。
さくら、お月見、還暦……四季の折々、人生の節々、胸にわく感慨を味わい、学問に、歴史に、考えるということに思いを潜める、59~61歳、円熟の随想。ほかに紀行「ネヴァ河」、座談「文学と人生」など。
内容説明
さくら、お月見、天命、還暦…。四季の折々、人生の節々、おのずと胸にわく感慨を味わい、哲学に、焼物に、思いをひそめる五九歳~六一歳、こころ自在の随想録。
目次
学問
徂徠
永井龍男「菊池寛」序
弁名
ピラミッド2
考えるという事
もみじ
牧野信一
ヒューマニズム
徳利と盃〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
88
上巻に引き続いての「考えるヒント」の後半が収められています。最近の評論などの本が読みやすくなっているせいか、小林秀雄の作品としてはわかりやすい方なのですが、再読してもかなり難しい感じがしました。私は嫌いではないのですが、最近の人はあまり読まないのでしょうね。この中では「学問」「徂徠」「考えるという事」「歴史」「無心の心」などが読みごたえがありました。高校時代には、大学入試に出るといういやらしい気持ちで読んでいたのですが、最近は純粋に楽しむようになりました。2023/12/19
MatsumotoShuji
0
041004
rinrin
0
【BOOK(2013)-106】!!!!!!!!2013/03/28