出版社内容情報
読める、わかる――21世紀の小林秀雄。
女は俺の成熟する場所だった……昭和7年30歳、烈しく過ぎた青春の痛覚を、鋭く語った小説「Xへの手紙」。そしてこの時期のもう一つの記念碑「故郷を失った文学」、他に「現代文学の不安」など計32篇。
内容説明
女は俺の成熟する場所だった―。昭和七年三〇歳。熱く劇しく過ぎた青春の痛覚を鋭く語った「Xへの手紙」…。そして三一歳の洞察、「故郷を失った文学」。
目次
昭和七年(現代文学の不安;小説の問題1;小説の問題2;ヴァレリイの事 ほか)
昭和八年(「永遠の良人」;作家志願者への助言;手帖2;文学批評に就いて ほか)