内容説明
「禁色」女に裏切られ続けてきた老作家は、女を愛することのできない美青年を傀儡に仕立て上げ、現実への復讐を企てるが―。新発見の創作ノート併録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
若
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禁色2度目。これでもかと散りばめられた名言、格言の数々。美文や作中の思想を何度も反芻しながら読んだ。2020/09/11
をとめ
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図書館2017/07/21
MatsumotoShuji
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010509
Shiki Magata-ma
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非常に力強い倫理観が表明されていました。三島はおそらくは一般市民とは異なった倫理観を書いていることは認識しているでしょう。それでもあえて書き抜いたところが尊敬に値します。この人に打ち勝ちたいんだったらホモセクシュアルがどうしていけないのかを宗教信仰に頼らずに説明できなければならないと思います。2013/06/15