出版社内容情報
読みやすい! わかる! 好評シリーズが装いを新たに。古語辞典は不要です!
一巻・桐壷~末摘花 二巻・紅葉賀~明石 三巻・澪標~玉鬘 四巻・初音~藤裏葉 五巻・若菜 上~鈴虫 六巻・夕霧~椎本 七巻・総角~東屋 八巻・浮舟~夢浮橋。
目次
凡例
総角
早蕨
宿木
東屋
付録
飛香舎藤花の宴
三日夜の儀
李夫人
系図
図録
内容説明
薫は宇治の大君に想いをうったえるが、それに応えることなく大君は他界した。ところが大君に生き写しの女・浮舟が現れる。
目次
総角
早蕨
宿木
東屋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maekoo
5
総角・早蕨・宿木・東屋までの原文と傍注(赤色)と原典の和歌等や状況を解説・紹介した頭注があり読み易いです。 いよいよ浮舟登場! 八宮の一周忌周辺から薫と匂宮の思惑が絡んで翻弄される大君と中の君が哀れです。 文中、粉熟(ふずく)と言う穀物を粉にして餅にし茹でて甘葛(あまづら)をかけて練り合わせて竹に入れて作るお菓子の紹介もあります。 東屋では浮舟の母の再婚相手である受領、武骨な常陸の介と浮舟に求婚しながら介の実子では無いと解って腹違いの妹に乗り換える左近の少将のエピソードが原文で愉しめます。2021/06/24
ペミカン
3
「総角」のみ読了。 薫の言動、すべて良し・・でもないが、光さんよりずっと私好み。原文に慣れてきて読むのが苦痛でなくなったのが何より。 この後「早蕨」からは五分冊の最終巻になっている岩波の全集で読むことにする。2025/05/16