出版社内容情報
読みやすい! わかる! 好評シリーズが装いを新たに。古語辞典は不要です!
親から子に、祖母から孫にと語り継がれてきたかぐや姫の物語。不思議なこの伝奇的世界は、美しく楽しいロマンとして、人々を捉えて放さない心のふるさとだ。
目次
凡例
竹取物語
解説 伝承から文学への飛躍
附説 作中人物の命名法
附録
『竹取物語』関係資料
本文校訂一覧
図録
竹取物語 細目
一 かぐや姫の生ひたち
二 つまどひ
三 五つの難題――仏の石の鉢
四 蓬莱の珠の枝
五 火鼠の皮衣
六 龍の頸の珠
七 燕の子安貝
八 御狩のみゆき
九 天の羽衣
十 富士の煙
内容説明
竹から生まれたかぐや姫をめぐる不思議なファンタジー。「物語の出で来はじめの祖」とされる日本最古の物語。竹取物語の源流ではないかともされる、チベット地方に伝承する「竹姫(斑竹姑娘)」も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nagoyan
1
優。解説が優れもの。2018/12/13
衒学者
0
古典の内容や正確さにではなく、文章の整備に焦点を当てて下記直せないだろうか。2017/01/05
娑婆乃呼吸
0
古本屋で見つけて購入。 いわゆる古典と呼ばれる作品を通読したのは初めてかも。ストーリー展開は知っていましたが、読んでみるとキャラクター描写が想像以上に面白いな、と感じました。 竹取の翁は思ったよりも世俗的だし、かぐや姫は冷酷なところも優しげなところもある。 結婚させたい翁vs結婚したくないかぐや姫の駆け引き(やり取り)もおかしみがあっていいなー。 解説や類似の物語なども付説としてついているのでまたじっくり読みたい。2022/06/20