内容説明
栄華の頂点から一門滅亡まで、貴族社会から武家社会へ激動の歴史転換期を、武門平家がたどる数奇の運命。盲目の琵琶法師が継いだ哀切の国民叙事詩。
目次
霊に憑かれた琶琵法師
平家物語(後白河院;『平家物語』の成立;『平家物語』の世界)
『平家物語』略年表(付・同時代作品年表)
『平家物語』関連作品
『平家物語』を読むための本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maekoo
7
誰もが知る冒頭語りにある諸行無常と盛者必衰を地で行く平氏一門の栄華と滅亡を描いた平家物語についての啓蒙書。 貴族社会から武家社会に移り行く歴史的転換点であり個性的でアクの強い白河院から後白河上皇と言う巨人により平氏源氏双方が翻弄され又権力闘争にあけくれながら様々な家族・主従・愛する人達との哀しい離別を物語る国民的叙事詩の謎の多い造型論やどう物語が育って行き語り継がれたかが解ります。 語り部としての琵琶法師が室町期には団体制度として整備されてたり作品が伝承伝来を繰り返して来た事も知れます。 芭蕉との連関も◎2025/01/12
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