内容説明
子規亡きあと、「進むべき俳句の道」を示し現代に至る全ての俳人に影響を与えた巨人。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
45
虚子の俳句に対する姿勢が大づかみにわかったように思う。この時代のひとにしては長命で、戦後文化勲章までいただいているのには久女ものを読んだ私としては、うーん。2016/11/25
もだんたいむす
3
うーん。やっぱり虚子は子規を越えられなかったんだな。★★★☆☆2017/04/03
santana01
3
虚子山脈という言葉があるくらい、現代俳句に影響を与えた巨人ですが、明治、大正、昭和の俳句界は虚子の人生の軌跡と軌を一にしているということを改めて思い知らされます。紹介されている俳句の数はあまりありませんが、貴重な写真の数々がその人生を際立たせてくれているようです。個人的には碧梧桐との関係にもう少し触れてほしかったかなとは思いますが…。2015/10/01
charlie_
1
虚子に古典文学の挿話を語り、美と夢を教えたのはこの母であった。とりわけ印象深いのは、二人で芝居見物に出かけた時の思い出で、切腹の場面に怯えて泣く虚子に、母は、「芝居なんかは見なくてもよい、清(きよ)と二人でいさえすればそれが自分には一番楽しい」と言ってくれたという。(「評伝高浜虚子」平井照敏)///お母上に「美」と「夢」を教えてもらったんだね。2011/11/23