内容説明
絶大な権力と栄華を手中にした藤原道長。その魅力あふれる人間像と、平安朝摂関政治の裏表を語り尽くす雄大な歴史物語。千年余の過去へ読者を誘う絶妙の訳注。『大鏡』の真のおもしろさを掘りおこす卓抜な解釈・訳注。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タナカストゥス
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比翼の鳥を要はシャム双生児と断ずるやけっぱち注釈が面白い。2013/04/04
そーだ
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底本は東松本。本文は読みやすくて好きだが、解説での時代設定は荒唐無稽だという批判があることに留意したい。2010/07/23
セビィ
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「『藤原道長の栄華に偏重してはいるが史料の一つなのだ』」と高校生の時分に教わった割に、なぜ教科書にはさして内容が掲載されていないのだろうか」読んでみてその疑問が解けた気がした。古典ファンは怒るかもしれないが、言葉遣いや引用文等はさておき、いわば週刊誌だからだ。今も昔も人の世は変わらないのかもしれない。2018/10/07
れいちゃん
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途中週刊誌を読んでるかの如く錯覚をするが、つまり遠い昔の話でも決して断絶した過去ではないのだと実感する。2018/02/05