感想・レビュー
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双海(ふたみ)
30
限りとて別るる道の悲しきに いかまほしきは命なりけり―――源氏物語に出てくる一番最初の和歌で桐壷の更衣の最期の歌。私の好きな歌でもあります。帝の並々ならぬ寵愛を受ける桐壷の更衣には、女御の嫉妬、陰湿ないじめが・・・。そして病に。「定めある寿命と思っても、私が行きたいのは死出の道ではありません。あなたと、生きたい・・・」なんという人生の悲哀でありましょう。私は涙ぐみました。2016/01/31
ごへいもち
2
怠け者の私は新潮日本古典集成が好き。こんなすごい作品がこんな昔に書かれてたなんて日本人として誇りに思う。面白かった
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
1
桐壺、帚木、空蝉、夕顔、若紫、末摘花。原文と簡単な注釈。巻末に解説(源氏物語の成立、内容、文章、作者、紫式部家系図)付録に長恨歌、系図(天皇家、源氏、藤原氏、常陸の宮家、伊予介家)京都付近地図、京城図、大内裏図、内裏図、清涼殿・後涼殿間取、家や服装、小道具などの絵。かなり充実している。現代語訳は注釈などから自分で考えるようになっているが、格段のはじめに該当巻の要約が記載されている。現代語訳を楽しむなら別の本がいいが、原文を味わい、理解を深めるにはかなりイイ。2021/11/06
nightU。U*)。o○O
1
1ページめくるたびに源氏の筆舌に尽くしがたい人格破綻ぶりが増していってすごい2016/08/10
MatsumotoShuji
0
040305