出版社内容情報
「おばあちゃんを悲しませたくないので殺そうと思いました」。非行少年の中には、時にとてつもない歪んだ考え方に基づいて行動してしまう者がいる。しかし、そうした少年でも「幸せになりたい」という思いは共通している。問題はその「幸せ」を求める方法が極めて歪んでいることであり、それは非行少年に限らないのだ。彼らの戦慄のロジック、そしてその歪みから脱却する方法を、豊富な臨床例と共に詳述する。
内容説明
「おばあちゃんを悲しませたくないので殺そうと思いました」。非行少年の中には、時にとてつもない歪んだ考え方に基づいて行動してしまう者がいる。しかし、そうした少年でも「幸せになりたい」という思いは共通している。問題はその「幸せ」を求める方法が極めて歪んでいることであり、それは非行少年に限らないのだ。彼らの戦慄のロジック、そしてその歪みから脱却する方法を、豊富な臨床例と共に詳述する。
目次
第1章 歪んだ幸せを求めてしまった人たち(叔母の犬を助けて命を落とした甥っ子;祖母を悲しませたくないから死なせてあげよう ほか)
第2章 幸せの前に立ちはだかる5つの歪み(怒りの歪み;過剰反応で傷害事件 ほか)
第3章 身近にある歪み(勘違いによる怒り;怒りや嫉妬で判断が歪む ほか)
第4章 歪みの壁を乗り越えるために(相手のストーリーを知ると楽になる;みんな幸せになりたい ほか)
著者等紹介
宮口幸治[ミヤグチコウジ]
立命館大学大学院人間科学研究科教授。医学博士。精神科病院、医療少年院での勤務等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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