出版社内容情報
正しすぎる社会は息苦しい――。失言をくり返す政治家も、ポリコレを掲げて暴走する人も、自分は常識的だと思っている人たちも、誰もが自分の色眼鏡で世界を見ているものだ。それらがすれ違い、時にぶつかり合うのは当然だけども、他人の考え自体を受け入れられず、現実社会の歪みを許容できない「正義の味方」は何だか怖い。自分にも他人にも自由を認め、ままならない世界を柔軟に生きるための思考法。
内容説明
正しすぎる社会は息苦しい―。失言をくり返す政治家も、ポリコレを掲げて暴走する人も、自分は常識的だと思っている人たちも、誰もが自分の色眼鏡で世界を見ているものだ。それらがすれ違い、時にぶつかり合うのは当然だけれど、他人の考え自体を受け入れられず、現実社会の歪みを許容できない「正義の味方」は何だか怖い。自分にも他人にも自由を認め、ままならない世界を柔軟に生きるための思考法。
目次
第1章 緊急事態下の脱力法(ヒトは神頼みをやめられない;ファクトは感情に勝てない ほか)
第2章 そんなに頭に血をのぼらせてどうするの(日本は「快適な自由」の設計に失敗してきた;制約はときに創造の母となる ほか)
第3章 余所者には余所者の幸せがある(中吊り広告は不滅です;嫌な経験こそ記憶にとどめる ほか)
第4章 戦争が起き、元総理が殺された(「正義」はいつも都合よく利用される;「素人」は沈黙せざるを得ないのか ほか)
著者等紹介
古市憲寿[フルイチノリトシ]
1985(昭和60)年東京都生まれ。社会学者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。日本学術振興会「育志賞」受賞。若者の生態を的確に描出した『絶望の国の幸福な若者たち』で注目され、メディアでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。