新潮新書<br> あなたの小説にはたくらみがない―超実践的創作講座

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新潮新書
あなたの小説にはたくらみがない―超実践的創作講座

  • 佐藤 誠一郎【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 新潮社(2022/09発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106109676
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0295

出版社内容情報

小説の新人賞には「傾向と対策」が通用しない――小説を評価する物差しは、時代とともに常に変化し続けているからだ。では、入賞する作品としない作品の違いはどこにあるのか。古今東西の様々な名作から、作家たちの「たくらみ」を暴き、小説の基礎からテクニックまで徹底解説。編集者として数多くの著名作家を担当する傍ら、5つの新人賞を立ち上げた著者だからこそ語れる、小説家には書けない小説の書き方。

内容説明

小説の新人賞には「傾向と対策」が通用しない―評価の物差しは、時代とともに常に変化し続けているからだ。では、入賞する作品としない作品の違いはどこにあるのか。古今東西の様々な名作から、作家たちの「たくらみ」を暴き、執筆の基礎からテクニックまで徹底解説。編集者として数多くの著名作家を担当する傍ら、五つの新人賞を立ち上げた著者だからこそ語れる、小説家には書けない小説の書き方!

目次

第1章 小説指南書には要注意
第2章 小説の物差しはどんどん変化している
第3章 「起承転結」はウソかも知れない
第4章 誰の視点で書くべきなのか
第5章 キャラクター狂騒曲よ、さようなら
第6章 安易な同時代性は無用
第7章 テーマを説くな、テーマを可視化せよ
第8章 ロジックで押し切らないという選択
第9章 プロの手捌きをすぐ脇で盗み見る
最終章 小説の海に北極星はあるのか

著者等紹介

佐藤誠一郎[サトウセイイチロウ]
1955年生まれ。編集者。東京大学文学部卒業。「新潮ミステリー倶楽部」他三つの叢書を手がけるとともに、「日本推理サスペンス大賞」をはじめ五つの文学新人賞を立ち上げた。日本冒険作家クラブ主催第1回日本赤ペン大賞受賞。新潮社主催の小説講座を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

124
編集者の立場から小説に求めるものは❶優れた日本語の文章でわかりやすく書かれ❷物語性豊かで巧みに構成され❸時代が求めるテーマを備えるものだろう。そこで必要な技術や能力は作家個人により大きく異なるため、なぜここがもっとうまく書けないのだと思う経験もしばしばだったのでは。従来の創作講座本は自分の手法が最良と信じる作家の手になるものが多く普遍性を欠くと考えた元編集者が、問題点を巧みに解決した作品を実例で紹介し新人向け参考書にと考えたか。このため指摘は正しいものの、具体的なノウハウは作家本に比べ曖昧な憾みが残った。2022/10/22

いっち

44
著者は40年以上編集に携わり、5つの新人賞を立ち上げた。そんな編集者の小説の書き方。「小説にたくらみがない」とはどういうことか。著者は、「公序良俗をそのまま、何のたくらみもなく小説に反映させようというのは愚行」と言う。「人の心の危うさをこそ好んで描くのが小説」と、たくらみがある小説とは、人の心の危うさを描き、迷いながら道を進む作品ということだろう。また、「結果として」「気づかぬうちに」読者が説得されていたという形が取れない限り、小説は失敗と言う。語り手や登場人物が話し過ぎてるのは、説得しにきてる感がある。2023/02/23

塩崎ツトム

20
小説というのは一人一流派であり基本自由なんだけど、作者がある以上読者もいるわけで、傍若無人でいてはいけない。その点で建築家と仕事が似ている。建築家もしばしばゲージツに走って施工主や中に棲む人のことをおざなりにすることがあるけど、出版は編集という、作者の暴走を止めるお目付け役がいる(建築では免許制にして、その分を補っている)。で、そのベテラン編集者から、どうやって小説の目鼻をはっきりさせて、時流や読者についていくかが語られる。大変勉強になりました。2023/03/02

広井啓

19
数十年前、三田誠広や故栗本薫、姉小路佑など現役作家のハウツー本を読み漁った。でも結局小説は書けなかった。本作は編集者による創作講座。「誰の視点で書くべきか」は一般的な切り口。「起承転結はウソかも知れない」は興味深い。「小説の物差しはどんどん変化している」確かにそうだ。実際、過去に感動した作品を読む直すと、あれれということがある。コンバートすなわちジャンル変更も納得。つい最近読んだ平野啓一郎はいまだ純文学作家なのだろうが、芥川賞受賞時はやたら難解だったが随分読み易くなった。やはり、小説は広く読まれなければ。2022/12/14

緋莢

16
図書館本。編集者による「小説の書き方本」。読書メーターの感想を読むと、あまり評判がよくないです。それも分かります。まず、文章が読みにくい。これ、致命的では?また、小説家の書く「小説の書き方本」を否定して、<やっぱり小説家は自作のことだけ考えて一生を終えたほうが身のためだと思う>なんて書いてますが、大沢在昌『小説講座 売れる作家の全技術』や山本弘『創作講座 料理を作るように小説を書こう』という面白い本もありますし(続く 2024/04/08

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