出版社内容情報
「尖った経営」の原点とは。「不屈のDNA」を受け継ぎし者たちのファミリーヒストリー。
目次
序章 なぜ広島「東洋」カープなのか
第1章 初代・重次郎の「不屈のDNA」
第2章 ロシアの砲弾と今太閤
第3章 2代目の反骨
第4章 東洋コルク工業発足
第5章 バイク、バタンコ、四輪車
第6章 ロータリーの光と影
第7章 もうひとつの創業
著者等紹介
安西巧[アンザイタクミ]
1959年福岡県北九州市生まれ。日本経済新聞編集委員。早稲田大学政治経済学部を卒業後、日経に入社し、主に企業取材の第一線で活躍。広島支局長などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
34
マツダ創業家である松田家の家系図を追っていくような本書。マツダとカープの関係や、なぜ広島「東洋」カープなのか、がよくわかった。ただカープに関して結局ほとんど言及されなかったのが残念なのと、時点が戻ったりしてどの松田だか読んでいてしばしば混乱したので、人物相関図が欲しかった。2022/09/16
ようはん
20
地元に根差している点や独自性など自動車業界でのマツダの立ち位置がプロ野球におけるカープの立ち位置という印象を受ける。2022/07/16
C-biscuit
10
広島カープとマツダのつながりを紐解く一冊である。広島東洋カープのことはあまり知らないが、唯一の市民球団とのことである。ホリエモンの本に球団を持つと税制的にも優遇されるような話があったが、親会社がいないため全く関係のないところである。車が好きなのでマツダについてはそこそこ知っているつもりであったが、創業者等については初めて知ることになった。やはり創業者というのは行動的であり、当時は機械というのが先端技術だったのである。今はIT企業というところであろう。現在の球団オーナーも松田重次郎の曾孫の松田元とのこと。2023/02/24
miu
8
松田家9割でカープ1割。いやもっと少ないかな。ほぼほぼ松田家のストーリーでNHKのファミリーストーリー?みたいな感じ。良い悪いとかではなくて、一族で何かを作り出したり成し遂げたりするのはすごいなと思う。同族って煙たがられることもあるのだろうけど、個人的には素敵と思う。お家騒動は見ていられないけどね。2022/07/31
dani
6
ちょっとタイトルに騙された感はあるが、サブタイトルの通りの松田家物語。自分にとっては四代目の元しか馴染みはないが、特に代重次郎の人生は本当に波乱万丈。商標のMAZDAがゾロアスター経の最高神「アフラ・マズダ(Ahura Mazda)」を引用したものとは知らなんだ。2022/08/14