出版社内容情報
軍事的な敗北は明白なのに、なぜ終戦の決断は遅れたのか。そして「総力戦の遺産」とは。当代最高の歴史家による研究二分冊の下巻。
内容説明
日増しに敗色が濃くなる中での戦争指導。軍事的な敗北が明白なのに、なぜ終戦の決断は遅れたのか。日本に対峙するアメリカや中国、そして終戦間際に日本を攻めたソ連の戦略は?下巻では、日本の敗戦で戦争が終結するまでの各アクターたちの動向、戦後の講和体制の形成過程、平成における天皇皇后両陛下による「慰霊の旅」の意味、国家を破綻へと導いた戦争から引き出せる「歴史の教訓」までを詳述。
目次
3 戦争指導と終戦過程(日本の戦争指導体制―日英比較の視点から;アメリカの戦争指導体制と政軍関係;戦争終結の道程―「終戦」の意味と要因;中国から見た「戦勝」―日本敗戦に向けての対ソ交渉を中心に)
4 総力戦の遺産(サンフランシスコ講和体制の形成と賠償問題;平成における天皇皇后両陛下と「慰霊の旅」;戦争呼称に関する問題―「先の大戦」を何と呼ぶべきか;帝国日本の政軍関係とその教訓)
著者等紹介
戸部良一[トベリョウイチ]
国際日本文化研究センター名誉教授
赤木完爾[アカギカンジ]
慶應義塾大学名誉教授
庄司潤一郎[ショウジジュンイチロウ]
防衛研究所研究幹事
川島真[カワシマシン]
東京大学教授
波多野澄雄[ハタノスミオ]
筑波大学名誉教授
兼原信克[カネハラノブカツ]
同志社大学特別客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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skunk_c
壱萬参仟縁
筑紫の國造
masabi
筑紫の國造