出版社内容情報
すべてを左右するのは印象だ。「ありのままの私」では通用しない――『人は見た目が9割』の著者が自己プロデュースの極意を伝授。
内容説明
「あの人、一言多いんだよな」「あの癖、イライラする」等々、他人の「残念な面」に私たちは敏感だ。あの振る舞いを直せばもっと良くなるだろうに―しかしここで我が身を振り返ってふと気づく。あれ?私もそんな風に見られ、誤解されているんじゃないか…自分の「残念な面」をどう変えていくか。不可欠なのは「私」を演出する技術なのだ。『人は見た目が9割』の著者が自己プロデュースの極意を伝授する。
目次
序章 誤解を減らすには演出家が必要だ
第1章 人生は舞台、人はみな役者
第2章 中身を磨くには、先ず「見た目」から
第3章 「私」を俯瞰して演出を考える
第4章 表情も給料のうち
第5章 人は声に寄ってくる
第6章 仕草の欠点は誰も教えてくれない
著者等紹介
竹内一郎[タケウチイチロウ]
1956(昭和31)年福岡県久留米市生まれ。劇作家・演出家。横浜国大卒。さいふうめい名義で漫画『哲也 雀聖と呼ばれた男』の原案を担当。演劇集団ワンダーランド代表。著書に『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』(サントリー学芸賞)、『人は見た目が9割』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
29
早朝テニス・プレーヤー。稀にプレイ・シーンを動画で見ると自己イメージとの落差に愕然とする。そういう意味で本書の狙いはドンピシャ…。しかし、私的にはあまりインパクトがなかったかな。徒に顔や髪の毛を触ると不潔と見られる等、考えどころ有りなのだが、読み手の姿勢や欲求で評価が問われる一冊か。2023/01/02
かさお
26
後半尻すぼみ感だったが、心に響くものは多々あった。まず非コミュニケーションの重要性について。表情、発声、仕草など、著作「人は見た目が9割」というのはこういう事なのか、と納得。ルッキズムかと誤解していた。次に、客観的に自分を見る事の重要性。演出家が付いていないのだから、自分でどうにかしないと損をする。【人生は劇場、人はみな役割を演じる役者】目指せ北島マヤだ。そして1番心に残ったのは、どこにでもいる【残念な人】【嫌いな人】は【天敵として生まれてきた人なので分かり合えるはずがないので取り合わない】という考え方。2024/06/29
まゆまゆ
12
見た目や態度によって生じる人間関係のストレスを減らすためには、自分が他人からどう見えているかを察しながら、対応を変えていく「ロールプレイ」を意識することが必要だと紹介していく内容。嫌だなと感じる他人の態度などの振る舞いを反面教師にすればいい…と簡単には言えるけど実際にやろうとするには、大げさでも演技する自分を意識することが必要になる。2021/05/07
turtle
9
刺激的で面白い本。 自分の中に自分の演出家を持つことによって、客観的な視点が得られる。 そういうことを意識すれば、政治家も失言が減るのでは、とありましたが、自分にも当てはまることだと思います。「言った時に快感を伴う言葉は概ねよろしくない」とは肝に銘じたい教えでした。2021/04/21
えいなえいな
9
ちょっと前に自分がどうも誤解されているな、と思う時期があり、たまたま書店で見かけて購入しました。中身は納得の内容でした。普段から素の状態を心がけているので、それが仕事面では緩んでいるように見えてしまっていたようです。仕事熱心な自分を演出しなくてはいけないのですね。そうすることで緩めるところは緩める事もできるんだな、と理解しました。でもそれって自分から誤解されにいくことだよな、と思考のループに入ってしまいましたが。さておき他にもコミュニケーションに役立つ情報が分かりやすく書かれており、なかなか良かったです。2021/02/25
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- 和書
- 實隆公記 〈卷2之下〉