新潮新書<br> 書きたい人のためのミステリ入門

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新潮新書
書きたい人のためのミステリ入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106108891
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0295

出版社内容情報

読むと書くとは表裏一体。書き手の視点を知れば、ミステリは飛躍的に面白くなる。長年、新人賞の下読みを担当し、伊坂幸太郎氏、道尾秀介氏、米澤穂信氏らと伴走してきた編集長が、ミステリの〈お約束〉を徹底的に解説。フェアな書き方、アンフェアな書き方とは? 望ましい伏線の張り方は? 複雑な話だから長編向き? 「人間が書けている」とは? なぜ新人賞のハウツーを信じてはいけない? 読むほどにミステリの基礎体力が身につく入門書。

内容説明

読むと書くとは表裏一体。書き手の視点を知れば、ミステリは飛躍的に面白くなる。長年、新人賞の下読みを担当し、伊坂幸太郎氏、道尾秀介氏、米澤穂信氏らと伴走してきた編集長が、ミステリの“お約束”を徹底的に解説。フェアな書き方、アンフェアな書き方とは?望ましい伏線の張り方は?複雑な話だから長編向き?「人間が書けている」とは?なぜ新人賞のハウツーを信じてはいけない?読むほどにミステリの基礎体力が身につく入門書。

目次

そもそも「ミステリ」ってどんなもの?
謎がなければ始まらない
フェアとアンフェアの間
意外な犯人は、「意外」じゃない
「ふうん」な伏線じゃ驚けない
名探偵、みなを集めて「さて」と言い
複雑な話は長編が向いているのか?
人間が書けているとはどういうことか?
何のために世界を作るのか?
タイトルは最大のキャッチコピー
「ときめきメモリアル」は黒澤明の夢を見るか
デビューへの道
ミステリ新人賞、その執筆および投稿と選考に関する一考察

著者等紹介

新井久幸[アライヒサユキ]
1969(昭和44)年東京都生まれ、千葉県育ち。京都大学法学部卒。在学中、推理小説研究会、通称ミステリ研に所属していた。93年、新潮社に入社。「新潮45」編集部、出版部を経て、2010年から六年間「小説新潮」編集長を務めた。現在、出版部文芸第二編集部編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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徒花

142
まあまあよかった。ミステリの賞の選考に携わる編集者がさまざまなミステリ作品をネタバレにならないように引き合いに出しながら、ミステリとはそもそもなにか、おもしろいミステリとはなにか、どうすればそのようなミステリが書けるのかを一冊にまとめた本。あくまで編集者として客観的な立場から述べられているので、体系だてられていて読みやすい。読みたくなったし、書きたくなる2021/05/05

黒瀬

122
ミステリとして以外にも頭に叩き込んでおきたい言葉が多く、非常に参考になりました。読者の方は基本的に親切ではないから著者の意図には殆ど気付かない。書いている本人が「これはくどいかも」と思ってさりげなく張る伏線も同様なので分かりやすいにも程があるくらいで良いみたいです。  p121.「動機に限らないが、登場人物の複雑な心理を、疑いの余地なく万人に納得させるのは、そもそもが無理な話なのだ」 肝に銘じます。2021/07/31

へくとぱすかる

111
過去の作品を論じるのではなく、未来の新作に期待してミステリの書き方を教えてくれる、編集者目線で書かれた入門書。この点で類書がないことが圧倒的。もちろん過去の作品を例に出して、ミステリのツボを指摘しているので、それも楽しめる。文学史を振り返る本ではないので、例に出す作品の選択は、21世紀向きにできていると思える。例によって、うっかり熟読するとネタバレになりそうな箇所もあるけれど、そこは流して読むとセーフ。とにかく独断に陥らないで、あくまでも読者目線で、期待に応える作品を書くのが一番なんだろうなぁ。2021/02/08

パトラッシュ

102
従来この手の本は実作者か評論家が書いてきたため、書くためのノウハウ紹介に重点が置かれてきた。多くの新人の作品を見てきた編集者による本書は、新人賞応募を前提に書きたい人が何を頭に入れて先行作品を読めばノウハウを習得できるかを説く。フェアな謎、伏線と推理という基本から読者の注意を惹く設定と執筆時の注意点まで「この本を読めば」と例を挙げていく。それにより応募者がミステリの「お約束」を踏まえた「もっと面白い」作品を書くよう誘導しているのだ。自己流のやり方が染みついた既成作家も、改めて基礎を学び直す参考書になろう。2021/03/14

HANA

71
長年ミステリ新人賞の下読みをしてきた著者が紐解くミステリの書き方。とは銘打たれているものの、書く人にとってだけではなく読む側にとっても非常に参考になる。ミステリを構造的に分解、解説して、気を付けるポイントが書かれている為、今まで読んだミステリに当てはめて考えるのも面白いかも。特に連城三紀彦「花虐の賦」を例に挙げて分析した部分は、自分もこの作品「戻り川心中」と共に初めて読んだ時に世界が逆転する衝撃を受けたので、非常に嬉しく読めた。巻末の引用作品一覧も興味深く、またミステリを片端からい読みたくなる一冊でした。2023/05/10

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