新潮新書<br> 発達障害と少年犯罪

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発達障害と少年犯罪

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106107665
  • NDC分類 368.7
  • Cコード C0236

出版社内容情報

負の連鎖を断ち切るには何が必要なのか。矯正施設、加害少年、更生の現場などを徹底取材。発達障害と犯罪に直接の関係はない。しかし……。負の連鎖を断ち切るには何が必要なのか。矯正施設、加害少年、更生の現場などを徹底取材。敢えてタブーに正面から切り込み、問題解決の方策を提示する。

田淵 俊彦[タブチ トシヒコ]
著・文・その他

NNNドキュメント取材班[エヌエヌエヌドキュメントシュザイハン]
著・文・その他

内容説明

発達障害と犯罪に直接の関係はない。しかし、発達障害をもつ子どもの特性が、彼らを犯罪の世界に引き込んでしまう傾向があることは否めない。そんな負の連鎖を断ち切るためには何が必要なのか。矯正施設、加害者になってしまった少年たち、彼らを支援する精神科医、特別支援教育の現場など、関係者を徹底取材。敢えてタブーに切り込み「見たくない事実」を正面から見据えて問題解決の方策を提示する。

目次

第1章 猟奇殺人の背景にある発達障害
第2章 自閉症スペクトラム障害は、ここまでわかってきた
第3章 虐待が脳を破壊する
第4章 矯正施設にいる少年たちは何を語ったか
第5章 矯正施設から始まった画期的トレーニング「コグトレ」
第6章 教育現場での取り組み
第7章 トラウマ治療の現場に入る
第8章 「出世魚現象」を防げ

著者等紹介

田淵俊彦[タブチトシヒコ]
1964(昭和39)年生まれ。ジャーナリスト、プロデューサー。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京入社。制作会社プロテックスのディレクターとして、NNNドキュメントの取材を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

64
正直、この題名はいかがなものか……と思いながら手に取ったのだが、懸念したような内容ではなく、これからの発達障害の治療に具体的にスイッチした素晴らしい書物だった。もうこれは読んでいただくほかはないので、偏見を持たずに手に取っていただきたいと思う。2018/05/19

キムチ

50
今じわじわ顕在化している問題の何かに繋がる1冊。かつて読んだ山本氏の「累犯障害者」シリーズの根っこか。最後の章で触れている「放課後ディサービスの問題点」に引っかかった。この数年で右肩上がりに増えているそれは内容を見ると首を傾げたくなる。無論、懸命に取り組む人、場所もあろうが。児発管。。保育士にウェイトを置いている事、研修だけで取れる事に疑問。関わることが多くなったこの数年漠然と感じている疑問は膨らむ一方。コグトレの中身を概論では理解したものの、現場でどう関われるかは判らない。社会でのフレームワーク2019/09/23

ゆう。

46
発達障害だから少年犯罪をするのではない。しかし、発達障害者が今の社会で生きていくには生きづらさがある。そうしたなかで苦しみ悩む。自己肯定感ははぎ取られていく。それが何らかの形で犯罪とリンクし、発達障害者が犯罪者へとなっていく。僕はそう捉えている。この本は、私たちの社会がなぜ犯罪者を生み出すのかを考える一つのきっかけになればいいと思う。少年犯罪を自己責任にしては犯罪はなくならない。社会に突き付けている大きな問題なんだと思う。同時に発達障害についての正しい理解を社会が持つ必要もあると思った。2018/07/18

空猫

40
「発達障害→犯罪」という誤解を招きがちな題名だが。勿論そうではない。障害を抱えた子供は社会に適応出来ない事が多く、孤独に、いじめ、虐待の対象に成りやすい上に「頑張れない」のだ。発達障害者という言葉がずいぶん知れ渡るも、その治療、対処は追い付かないのが現状だ。まず「親の気づき」だが、親も障害者の場合も多い、認めない、隠そうとする、等間違った知識や対応で拗らせていたり。宮口氏の「コグトレ」を始め、心療科の受診、セラピーがもっと当たり前の世の中に成ることを切に願う。2021/11/13

hatayan

34
発達障害の研究は近年急速に進み、90年代から00年代に起きた残虐な少年犯罪は自閉症スペクトラムという障害が引き金だとわかってきました。空気が読めない、こだわりが強いなどの先天的な特性だけでは問題になりにくいものの、プラスαの要因である虐待やいじめの体験が加わったときに脳の成長が阻害され、異常行動に結びつくと指摘します。 発達障害が犯罪に結びついた事件は、治療や教育の失敗が原因だと筆者は断じます。 地域ぐるみで幼い頃から早期の発見、サポートを意識することで、間接的に地域でも当事者を支援できるのではとします。2019/02/12

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