出版社内容情報
恐ろしいほど鋭く、狂おしいほど美しい――三島由紀夫の全作品から厳選した至極の名言集。
恐ろしいほど鋭く、狂おしいほど美しい――。わずか45年の生涯で膨大な作品を残した三島由紀夫。その類稀なる知性と感性はいかなるものだったのか。人間の本質、世間の真理、芸術の真髄を衝く至極の名言集。
内容説明
四十五年の生涯で膨大な作品を残した三島由紀夫。その思考・感性は今なお生々しく、人間の本質や世間の心理を鋭く衝く。「やさしさは大人のずるさと一緒にしか成長しない」「贅沢と無い物ねだりだけが芸術を生む」「流行は最上の隠れ蓑である」「うそが恋愛では一番誠実な意味を持つ」…。彼はこの世界をどう見ていたのか。恐ろしいほど鋭く、狂おしいほど美しい。三島研究の第一人者が厳選した至極の名言集。
目次
1 男女の掟(二人が恋に落ちる時;性欲は愛か罪悪か;男と女は別の生き物)
2 世間の理(人の間に悪意は潜む;社会に棲むルール;時代が求めた偶像)
3 人間の性(美しく恐ろしき若者よ;肉体にこそ真実はある;精神を司るものは何か)
4 芸術の罠(文を綴り味わう者へ;表現の欲求と効用)
5 国家の檻(われら衆愚の政治;あの戦争が見せた風景;日本人の魂の在処)
著者等紹介
佐藤秀明[サトウヒデアキ]
1955(昭和30)年生まれ。立教大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。近畿大学文芸学部教授。三島由紀夫文学館・運営委員会研究員を務め、『決定版三島由紀夫全集』(新潮社)の編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ケイ
古古古古古米そっくりおじさん・寺
GAKU
detu
双海(ふたみ)