新潮新書<br> 常識外の一手

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新潮新書
常識外の一手

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106106217
  • NDC分類 796
  • Cコード C0276

出版社内容情報

達人だけが知る「本筋」をあえて外れる思考法とは? 話題の電王戦などを軸に、知恵と技の本質を突く。

本筋をわきまえてこそ「プロ」。そこを離れてこそ「一流」。将棋を指し続けて半世紀の達人が、なおも追い求めている境地とは? 注目された電王戦など棋界の話題をまじえて、知恵の本質につながるその思考法と勝負の機微を学ぶ。

内容説明

常識をわきまえぬ者は、「プロ」になれない。しかし、常識に囚われている者は、「一流」になれない―。数々の栄冠に輝いてきた棋界の第一人者が、電王戦で話題になったプロ棋士対コンピュータの戦いなどを題材に、常識のその先へ行くための思考法、技と知恵のあり方を伝授。あわせて、棋士たちの頭脳の使い方、年齢の壁を越える戦い方、連盟会長という仕事など、棋界の秘話を交えて、勝負の世界の機微を縦横に綴る。

目次

第1章 常識から外れる(何手、読めるのか;読む手、読まない手 ほか)
第2章 コンピュータとの勝負(電王戦;急速にたかまった気運 ほか)
第3章 五十代の試練(独特の組織と独自の立場;伝統の継承 ほか)
第4章 「常識外」への道(五歳で将棋に出会う;駒に残った歯型 ほか)
第5章 これからの将棋と私の一手(棋士に必要な三つの顔;棋士における芸術性とは ほか)

著者等紹介

谷川浩司[タニガワコウジ]
1962(昭和37)年、神戸生まれ。将棋棋士。十一歳で若松政和七段に入門し、十四歳でプロ棋士、二十一歳で史上最年少の名人となる。以後、数多くの栄冠に輝き、棋界の第一人者として活躍。2012年、日本将棋連盟の会長に就任し、現役棋士との二足のわらじをはく(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わっぱっぱ

37
うわーん、難しかった…!きっとすごく易しく説明してくれているんだと解るだけに解れないことが悲しい(凹)。谷川さんとの出会いは中学時代に愛読していた『3分クッキング テキスト』で連載されていた対談のゲストとしてだった。内容は全く覚えてないけど、その知的オーラにK.O。そして30年近くぶりに見る彼はやはり知的でストイックかつ柔和な雰囲気の好士なのだった(惚)。タイトルに反して非常に常識的というか正論。やってのけちゃうところが非凡即ち常識外。やはり大事なのは直観力か。それを鍛えるのに近道はないと知る。うぬぬ。2017/11/07

drago @棋聖戦堪能中。

27
題名とは裏腹に、著者のイメージ通りの、ごくごく真面目で常識的な新書。もう少し裏話を聞かせてほしかった。 ◆棋士には、勝負師、研究者、芸術家の3要素が必要。①羽生は3つのバランス型だが、その時々でどれかの要素が強烈に顔を出す。②森内俊之と渡辺明は勝負師&研究者型。新手に乗ってこないから将棋がつまらない? ③佐藤康光は他の追随を許さない芸術家型。だからファンが多い。 ◆羽生は若い頃、序盤の駒組みで敢えて難解で苦しい道を選択していた。それが40代の今でも第一線で活躍できる下地になっている。なるほど。 ☆☆☆ 2017/11/28

はまななゆみ

22
「本筋をわきまえ、その上で常識の外へ行く」一般の仕事においても本質的な観点だなと感じました。将棋のエピソードは少し手前味噌的でしたが、面白かったです。2016/05/18

calaf

21
常識を十分に知った上で、敢えて常識から外れたことを行う。それが一歩先に進むために必要なこと!確かにそれは、どこの業界でも同じで、どこでも通用する考え方だと思う。。。2015/09/27

そり

19
将棋界の諸々のことがわかりやすく、ライトに、フラットに。2015/08/05

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