新潮新書<br> 小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代

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新潮新書
小林カツ代と栗原はるみ―料理研究家とその時代

  • 阿古 真理【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 新潮社(2015/05発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 255p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106106170
  • NDC分類 596.07
  • Cコード C0277

出版社内容情報

「働く女性の味方」小林カツ代と「主婦のカリスマ」栗原はるみを中心に、百花繚乱の料理研究家を大解剖。家庭料理の革命家&カリスマ! 小林カツ代と栗原はるみを中心に、百花繚乱の料理研究家を大解剖。彼女たちは時代を映す鏡であり、その歩みは日本人の暮らしの現代史である。本邦初の料理研究家論!

阿古 真理[アコ マリ]
著・文・その他

内容説明

テレビや雑誌などでレシピを紹介し、家庭の食卓をリードしてきた料理研究家たち。彼女・彼らの歴史は、そのまま日本人の暮らしの現代史である。その革命的時短料理で「働く女性の味方」となった小林カツ代、多彩なレシピで「主婦のカリスマ」となった栗原はるみ、さらに土井勝、辰巳芳子、高山なおみ…。百花繚乱の料理研究家を分析すれば、家庭料理や女性の生き方の変遷が見えてくる。本邦初の料理研究家論。

目次

プロローグ―ドラマ『ごちそうさん』と料理研究家(料理研究家誕生;主婦の時代の到来)
第1章 憧れの外国料理(高度成長期の西洋料理―江上トミ、飯田深雪;一九八〇年代のファンシーな料理―入江麻木、城戸崎愛;平成のセレブ料理研究家―有元葉子)
第2章 小林カツ代の革命(女性作家の時短料理術;小林カツ代と「女性の時代」;カツ代レシピを解読する;息子、ケンタロウの登場)
第3章 カリスマの栗原はるみ(平成共働き時代;はるみレシピの魅力;あえて名乗る「主婦」;最後の主婦論争)
第4章 和食指導の系譜(昭和のおふくろの味―土井勝、土井善晴、村上昭子;辰巳芳子の存在感―辰巳浜子、辰巳芳子)
第5章 平成「男子」の料理研究家―ケンタロウ、栗原心平、コウケンテツ(レシピ本ブームの裏で;男の料理『男子ごはん』開始 ほか)
エピローグ―プロが教える料理 高山なおみ(料理研究家とは;シェフ出身の高山なおみ ほか)

著者等紹介

阿古真理[アコマリ]
1968(昭和43)年兵庫県生まれ。作家・生活史研究家。神戸女学院大学卒業。食や暮らし、女性の生き方などをテーマに執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スパシーバ@日日是決戦

132
{2015年} 1882年、家庭料理のレシピを考案したり教えるため、赤堀峯吉が東京日本橋に開いた赤堀割烹教場(現・赤堀料理学園)が初の女性向け料理教室。「料理天国」「世界の料理ショー」でゴージャスな料理に目が点になり、「ごちそうさま」「キューピー3分クッキング」で家庭料理に心がホッコリしたもの。スーパーやコンビニ等で売られている弁当、惣菜、レトルト、冷凍食品等下手な手料理よりも美味く侮れないものがある。好き嫌いが多く母親を悩ませた頃を想い出し反省。2016/01/16

ふう

109
タイトルにある二人を中心に日本の代表的な料理研究家について、料理に対する考えや時代背景をまとめた本。 『人気となる料理研究家にはその時代に登場する必然がある』 『背後にいる同時代の女性たちが何に悩み、何を喜びとし、何を守ってきたのかをうかがい知る現代史でもある』 その時代は私が生きた時代とかなりの部分で重なり、頷く箇所や思わず涙がこみあげてくる箇所がたくさんありました。働きながら「とにかく早く!」と料理をしていた頃、料理以外の場面でも救いとなった小林カツ代さん。読んでいる間中、彼女の笑顔がありました。2015/06/23

まーちゃん

78
食べることが大好き。レシピはもちろん、美味しそうな料理が出てくる本はジャンルに関わらず読む。そして味を想像し、自分なりに再現してみるのも好き。そんな私に新たな視点を教えてくれた一冊。/本がヨレヨレになるまでお世話になった小林カツ代さんやレタスクラブの特集号。新聞の付録にあった土井善晴先生の肉じゃがレシピは、今も家族のお気に入り。/料理の変遷と、時代背景や家族のあり方暮らし方の歴史との密な関わりに今更ながら気付く。日々のご飯の向こうに広がる、大きな世界に思いを馳せる、とても楽しい時間でした。2015/10/27

もんらっしぇ

76
そう来たか!今までなかったですね「料理研究家」という切り口で日本の戦後史、日本人の暮らしの現代史あるいは女性の生き方の変遷を論じます。非常に興味深い内容。個人的に感慨深かったのは故・小林カツ代さんの生涯。その昔、伝説のTV番組「料理の鉄人」にて鉄人・陳健一を撃破(大人の事情はあったようですが…)テーマはじゃが芋。その肉じゃがを短時間で作る手際の良さは今でも語り草となっています。因縁を感じるのはTV東京の「男子ごはん」当初はケンタロウが出演。悲惨な事故後のピンチヒッターが栗原はるみさんの息子さんですからね…2020/07/29

ホークス

72
生業の時代には家庭に多くの「金銭化できない仕事」があったが、給与生活主流になって家事と料理が主婦の役割として残った。この構造的問題や戦争による文化の断絶が料理研究家の活躍を促した。暴力と差別が色濃い昭和後期、小林カツ代は時短料理を提唱し、市販品を堂々と使って旧世代の呪縛を解いた。この料理の革命を完成したのは「カリスマ主婦」栗原はるみだが、仕事と家庭をこなす事の超人性が呼称に現れている。戦後の研究家を時代の中に位置付け、レシピの比較も試みる挑戦的な一冊。偏見を戒めてくれる骨太な論考である。2017/01/09

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