新潮新書<br> 凶悪犯罪者こそ更生します

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新潮新書
凶悪犯罪者こそ更生します

  • 岡本 茂樹【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 新潮社(2014/07発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106105791
  • NDC分類 326.53
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「極悪人」たちが次々に「心からの反省」を表明! 受刑者教育に革命を起こした驚きの授業を初公開。

「落ちるところまで落ちた」からこそ、反省は深くなる。誰もが「更生不可能」と判断した極悪人たちが、次々と「心からの反省」を表明! 従来とは全く異なるメソッドで、受刑者教育に革命を起こした驚きの授業を初公開。

内容説明

「反省しない」のではなく「反省できない」。それが凶悪犯罪者たちが収容される刑務所の実情だ。しかし、誰もが「更生不可能」と判断する彼らが、新たな気づきを得た時こそ、更生への意志は圧倒的に強くなる。その「気づき」を得るために有効なのは、犯罪者に「反省を求めない」「加害者視点の」教育である。数多くの累犯受刑者を「本当の反省」に導いた著者だから書けた、超実践的更生メソッド。

目次

第1章 受刑者が更生できない本当の理由(殺人事件を起こした理由が「遺伝」!?;否定的感情が出たときこそ大チャンス ほか)
第2章 「反省している受刑者」美達大和は更生できない(美達大和とは何者か;父親の厳格な「教育」に従うことができた理由 ほか)
第3章 受刑者も一人の対等な人間である(個人面接を希望する受刑者はほとんどいない;「一人の対等な人間」として接する ほか)
第4章 グループワークは「飲み会」です(受刑者はグループワークを受けたくない;グループワークは「飲み会」と考える ほか)
第5章 刑務所は受刑者と向き合えるのか?(長期累犯受刑者は野放し状態;「もう人生は捨てていました」 ほか)

著者等紹介

岡本茂樹[オカモトシゲキ]
1958(昭和33)年兵庫県生まれ。立命館大学産業社会学部教授。臨床教育学博士。中学・高校で英語教員を務めた後、武庫川女子大学大学院臨床教育学研究科博士課程を修了。日本ロールレタリング学会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

42
刑務所の現場では、自分がやった事を棚に上げて、被害者の方が悪いと思っている受刑者がかなり多いのには驚きでした。しかし、読み進めていくと、なるほどと感じさせる事が多々ありました。このような受刑者に対して、反省させる教育を行ってもほとんど効果が無く、逆に憎悪を深めるパターンもあるようです。では、どのように受刑者達を更生させる事が出来るのか、非常に詳しくのせられており、読んでいて引き込まれました。とても重要なのは、受刑者に対して一人の対等な人間として接する、という事であるという事を読んでいて学べました。2018/07/13

香菜子(かなこ・Kanako)

23
凶悪犯罪者こそ更生します。岡本茂樹先生の著書。凶悪犯罪者、受刑者に上から目線でお説教して自己反省ばかりを強要しても何の解決にもならない。凶悪犯罪者、受刑者がなぜそのような犯罪を犯したのか、凶悪犯罪者、受刑者の気持ちに寄り添い、共感しなければ、真の更生はないことがわかりました。子供の教育、子育てにも応用できるお話であると思います。2018/08/09

calaf

20
反省はさせるのではなく自然としてしまうようにならなければならないというのが、この著者の前書『反省させると犯罪者になります』の主張。この本では、刑務所の受刑者が正しく反省し、更生してうまく社会復帰出来るために必要なことを書いているのでしょう。結局、本音のはけ口を作ることが重要という事かな...これは受刑者はもちろん、一般市民にとっても。。。2014/09/19

ねお

15
ある裁判官は、反省を「自分のしたことに正面から向き合い、重大性を認識し、それを二度と繰り返さないための具体的な方策を持つか、検討していること」と定義した。本書は前著に引き続き自分の犯罪行為に「向き合い、重大性を認識」するには、まず自己理解と他者との繋がりを得て、自分が「倖せ」になることがその「具体的方策」だという。人は皆弱い。だから、自分の心の弱さは犯罪の理由にはならない。むしろその弱さを受け入れ、さらけ出し、頼れる他者を得ることこそが必要だ。出所者の外部の支援員として雇用するとの筆者の提言は実現したい。2020/06/04

kmfm

11
前作『反省させると犯罪者になります』を読み、すごく感銘したので、本書も発売後すぐに読んでみた。今回は、より凶悪犯罪者に接してみての具体例が多く、それゆえ説得力があると思う。美達大和の話も興味深い。反省が足りないからだと強要する辺り、自分を神格化しているようで、怖い気がする。後半のグループやノートでのやり取りは、凶悪犯罪者の心境の微妙な変化が読み取れておもしろい。ともかく否定され続けてきた犯罪者が、否定するような言葉(正論)で更生することはなく、自分を振り返る機会を作っていくことが大切だと思った。2014/09/23

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