新潮新書<br> 1949年の大東亜共栄圏―自主防衛への終わらざる戦い

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新潮新書
1949年の大東亜共栄圏―自主防衛への終わらざる戦い

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106105739
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0221

出版社内容情報

「この国を守る」――そう信じて戦い続けた男たちがいた。発掘資料をもとに描く驚愕の昭和裏面史。

発掘資料をもとに描く、戦後の裏面史。敗戦後も、大本営参謀、軍人、児玉誉士夫らは「理想」のために戦い続けていた。反共活動、再軍備、政界工作……その活動はいつしか東アジア全体へと波及していく。

内容説明

一九四九年、中国・山西省でまだ日本兵たちは戦っていた。彼らだけではない。帰国した大本営参謀、軍人や児玉誉士夫らは、「理想」の実現を諦めずに戦い続けていたのである。ある者はアメリカと手を結んで反共活動に身を捧げ、ある者は日本軍復活のために奔走し、ある者は政界工作に突き進んだ。その活動はいつしか、東アジア全体へと波及していく。CIA文書など発掘資料をふんだんに使いながら描く、戦後の裏面史。

目次

第1章 敗れざる者たち―一枚目の絵
第2章 国民党の参謀となった大本営参謀―二枚目の絵
第3章 国防再建と秘密機関―三枚目の絵
第4章 国粋主義者たちの祖国再建―四枚目の絵
第5章 「国際義勇軍」と警察予備隊―大きな絵
第6章 宇垣派を分裂させた朝鮮戦争―分かれていく絵
第7章 遠ざかっていく自立自衛―絵にならなかった絵
第8章 しのびよる戦後―フェードアウトする絵

著者等紹介

有馬哲夫[アリマテツオ]
1953(昭和28)年生まれ。早稲田大学社会科学部・大学院社会科学研究科教授(メディア論)。早稲田大学第一文学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得。93年ミズーリ大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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yoshida

91
日本の敗戦後、世界は共産主義と自由主義陣営に二分され冷戦へ突入する。GHQ左派が作った日本国憲法。第九条で日本は戦力を放棄した。しかし現実が迫る。日本は独立後、米軍は去る筈だった。その時、日本は中国共産党やソ連への国防を自身の力で行わねばならない。実際、朝鮮戦争で米軍が朝鮮半島に移り、日本は警察予備隊を創設する。米軍の要望もあり、何より国防軍が必要だったからだ。本作では日本の自立自衛の暗闘が書かれる。結果として、米軍の駐留を認め日本は米国の衛星国となり文化も米国化した。米国が有事に日本の為に血を流すかは2021/07/20

とくけんちょ

47
戦後の日本が独立に向けた動きをCIAの文書で裏付けつつ、検証していく。歴史にifはないが、そのターニングポイントごとにifを想像するだけでも、今の日本の在り方が考えさせられる。憲法改正、自立自衛、アメリカ軍基地の撤去、日本の独立に向けて綺麗事は言ってられない時代だったのだろう。戦後76年、あまりにも時間が経ち、現状が固定化されきっている。諦めムードに、先人はどう思うか。2021/11/07

Kentaro

30
山西省で残留している特務団を救出しようとする流れがあった。 旧陸軍の大御所の宇垣一成はいずれ総理大臣候補に担ぎ出される人物だった。そんな宇垣にGHQは取引を申し入れた。それは参謀本部の高級将校をGHQに協力させることである。宇垣は日本のインテリジェンス機関の頂点にあった。 宇部機関の下に河辺機関、その下部に有末機関、服部機関などを持つ。保安や治安維持にも貢献したまさしく日本の諜報機関でもあった。2019/10/07

ちくわん

20
2014年6月の本。最後のエピローグがすべて。ベースとなった「日本軍「敗将」たちの終わらざる戦い」の方が、よりよく内容を表しているかも。それにしても、特定の一族で日本の政治は(空)回っているのね。複雑な想い。2020/09/13

軍縮地球市民shinshin

15
公開されたCIA文書を駆使して明らかにした戦後秘史、といった感じだろうか。日本再軍備に関する裏側がよく解き明かされている。日本再軍備・憲法改正を主張して首相に就任した鳩山一郎自民党初代総裁は、就任したら180度変節。ソ連との国交回復に腐心。その障害となる再軍備も憲法改正もうやむやにしてしまった。怒った右翼の児玉誉士夫は元朝日新聞主筆緒方竹虎を次期総裁にと擁立を画策するが、緒方の急死によって頓挫してしまった。結果、国防は今日に至るまでアメリカ軍依存で自衛隊は「補助戦力」にしか過ぎない、という結論はおもしろい2018/10/28

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