出版社内容情報
リストラの加速、大手電機メーカーの巨額赤字、相次ぐ百貨店の閉店……すべての原因は会計だった!
アベノミクスで会社の業績は上がりません。リストラの加速、大手電機メーカーの巨額赤字、相次ぐ百貨店の閉店……すべての「黒幕」は会計だった! 日本的経営が破壊されるプロセスを解き明かすスリリングな書。
内容説明
デフレ不況の「真犯人」は、政府でも日本銀行でも少子高齢化でもない。金融ビッグバン後の「グローバル」な会計基準こそが元凶なのである。リストラの加速、大手電機メーカーの巨額赤字、相次ぐ百貨店の閉店…すべての背景には会計の「呪縛」があった。時価会計、減損会計、税効果会計等の性質と問題点を平易に解説しながら、日本的経営が破壊されるプロセスをロジカルに解き明かすスリリングな書。
目次
第1章 会計基準の影響力はきわめて大きい(なぜ今、会計基準なのか;会計とは何か ほか)
第2章 会計ビッグバンが不況を招いた(時価会計の導入;寿司ネタの「時価」 ほか)
第3章 日本的経営はなぜ消えていったのか(会社は誰のものか;「会社は株主のもの」への違和感 ほか)
第4章 そしてリストラが加速した(成長性重視から収益性重視の経営へ;収益性重視を促す会計基準 ほか)
第5章 それではどうすればいいか(景気回復のための金融政策;まず必要な会計基準の見直し ほか)
著者等紹介
大畑伊知郎[オオハタイチロウ]
1969(昭和44)年生まれ。公認会計士。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、富士銀行(現・みずほ銀行)に入行。法人審査業務、証券管理業務等を担当。2007年公認会計士試験合格。あずさ監査法人大阪事務所勤務を経て12年に独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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