出版社内容情報
民意の反映、自由と権利の尊重、経済発展……偽善栄えて、国滅ぶ。稀代の思想家による「反・民主主義論」。
幸福を求めれば求めるほど不幸の奈落に堕ちてゆく。民意と自由の尊重、経済発展……偽善栄えて、国滅ぶ。橋下現象、政権交代など混迷の真因を、歴史的転機から鋭く抉り出す。稀代の思想家による「反・民主主義論」。
内容説明
何かがおかしい。「嫌な感じ」がどうにも消えない。カリスマが現れても新政府ができても高邁な理想を掲げられても、絶望的いらだちが治まらないのは、なぜなのか?橋下現象、政権交代、国境騒乱等混沌の真因はどこにあるのか?維新、大戦、高度成長期等の転機から自由、平等、民主、経済成長、ヒューマニズムの追求こそが幸福であるという、この国が負わされた近代主義を徹底的に懐疑する。稀代の思想家からの鋭い一撃。
目次
第1章 「橋下現象」のイヤな感じ
第2章 総理の品格は、国民の品格
第3章 無脊椎の国、ニッポン
第4章 日本は本当に独立国か
第5章 真珠湾攻撃から70年
第6章 開国という強迫観念
第7章 開国と維新の精神
第8章 福沢諭吉と近代日本の矛盾
第9章 1980年代論
著者等紹介
佐伯啓思[サエキケイシ]
1949(昭和24)年、奈良県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。東京大学経済学部卒。同大学院経済学研究科博士課程単位取得。2007年正論大賞受賞。著作に『隠された思考』(サントリー学芸賞)、『現代日本のリベラリズム』(読売論壇賞)、『反・幸福論』等多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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