新潮新書<br> アメリカが劣化した本当の理由

電子版価格
¥660
  • 電子版あり

新潮新書
アメリカが劣化した本当の理由

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104985
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C0232

出版社内容情報

銃社会も、差別がなくならないのも、訴訟が多いのも、みんな「合衆国の成り立ち」のせいだった!

民主主義はアメリカに学ぶな! 銃社会も、差別がなくならないのも、訴訟が多いのも、みんな「合衆国の成り立ち」と「時代遅れの憲法」のせいだった。アメリカ出身の法学者が、制度疲労の真相を分析!

内容説明

「アメリカは自由と平等と民主主義の国」なんて幻想だ。合衆国憲法には民主主義という言葉も出てこなければ、国民の投票権も幸福追求権も謳われていない。奴隷制度と人種差別を正当化してきた法律は今なお暗い影を落とし、一票の格差など問題にすらならない。そのうえ大統領や連邦政府の権力は増す一方で、個人の自由は狭まるばかり―。アメリカ出身の法学者が、超大国をおかしくした制度疲労の真相に迫る。

目次

第1章 合衆国憲法は失敗した条約である
第2章 参政権は穴だらけ
第3章 巨大権力が集中する米大統領
第4章 参政権のないアメリカ人、特権を持つアメリカ人
第5章 奴隷制の長い影
第6章 アメリカ司法の功罪
まとめ アメリカから何を学べるか

著者等紹介

ジョーンズ,コリン・P.A.[ジョーンズ,コリンP.A.][Jones,Colin P.A.]
1965年、米国コロラド州生まれ。カリフォルニア大学バークレー校卒業。東北大学大学院法学研究科博士前期課程、デューク大学ロースクール修了。弁護士(ニューヨーク州等)、同志社大学法科大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

327
アメリカの建国の歴史からの国家のあり方を詳しく書かれていて面白かった。アメリカにはアメリカの歴史があるし、日本には日本の歴史があるんだなと知った。2016/10/02

calaf

15
ほとんど何も知らなかったのですが、アメリカの憲法やその解釈は、末期症状のようです。この著者の主張がそういう事なので、一面だけを取り上げられている可能性もあるけど、それにしても...という印象。そして、現在のアメリカ合衆国の独裁者は、連邦最高裁判所の判事という事か...そして現在、9人いるらしい...2013/04/26

Satoshi

5
センセーショナルなタイトルだが、内容は訴訟社会と言われるアメリカの法体系についての解説書であった。合衆国という形態での複雑な法律の構成と「法の下に平等」という精神に則った裁判所の高い権威。地域や統治毎に差別的な体制と奴隷制度の暗い記憶。よく勉強になった。2016/11/03

紫光日

5
この本を読むとアメリカの民主主義は虚像なのがよく分かった。 更にアメリカは弁護士の特権が強いから自国民が法学系に進学する人が多く、訴訟専門弁護士が非常に多い事がよく分かった。そして企業優位な政治がアメリカをおかしくさせているのだと思った。2015/03/16

Meistersinger

5
「米国は条約機構だ」というのは面白い。歴史がないとか言われる米国だが、実は建国に直接関係するような古い政治制度がかなり存続しているわけだ。憲法が古いことは必ずしも素晴らしいいことではない、というのも最近の銃規制問題をみても分かる。「多数決に基づく民主主義は少数者の利益を保護しない。少数者を保護するのは独裁者だ」というのも、イラクやシリアを考えると意味深い。2013/01/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5697570
  • ご注意事項

最近チェックした商品