出版社内容情報
一九七三年、日本映画の〈戦後〉は葬られ、新しい時代の幕が開いた――。手に汗握る、映画人たちの熱いドラマ!
なぜ、昔の日本映画は「良かった」のか――。一九七三年、東映『仁義なき戦い』と東宝『日本沈没』の大ヒットによって、邦画の?戦後?は葬られ、新時代の幕が開いた――。手に汗握る、映画人の熱いドラマ!
内容説明
境界線は一九七三年。その年に公開された『仁義なき戦い』と『日本沈没』の大ヒットによって、日本映画の“戦後”は葬られ、新たな時代の幕が開いた。東宝・東映の両社は、いかにして斜陽期をサバイブしたのか。なぜ昔の日本映画にはギラギラとした活気がみちあふれていたのか―。エリートVS.梁山泊、偉大な才能の衝突、経営と現場の軋轢など、撮影所の人間模様を中心に描く、繁栄と衰亡に躍った映画人たちの熱きドラマ。
目次
第1章 二つの戦後―東宝争議と東横映画(東宝争議;東映の誕生)
第2章 時代劇戦争(日本映画の活況;二本立て興行の確立 ほか)
第3章 岡田茂と藤本真澄の斜陽期サバイバル(鬼の岡田;岡田茂の改革 ほか)
第4章 戦後日本の総決算―『仁義なき戦い』から『日本沈没』へ(『仁義なき戦い』のスタート;脚本のバイタリティ ほか)
最終章 幸福な関係の終焉(二本立て興行の終わり;フリーブッキングの時代へ ほか)
著者等紹介
春日太一[カスガタイチ]
1977(昭和52)年東京都生まれ。映画史・時代劇研究家。日本大学大学院博士後期課程修了(芸術学博士)。時代劇を中心とした日本の映画やテレビドラマを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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