新潮新書<br> 問題発言

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新潮新書
問題発言

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  • サイズ 新書判/ページ数 255p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104466
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0236

出版社内容情報

政治家は激情にかられて口走り、財界人はつい本音を漏らし、芸能人はうっかり口を滑らせ、スポーツ選手は浅はかに喋り、マスコミは煽情を先走らせた……かくも愚かで、あまりに理不尽、思わず失笑してしまう暴言、迷言、珍言が満載。一九四五年の終戦から東日本大震災の二〇一一年まで、六十六年間に放たれた発言は、どのような問題を引き起こしたのか? 「舌禍」の日本戦後史。 

内容説明

政治家は激情にかられて口走り、財界人はつい本音を漏らし、芸能人はうっかり口を滑らせ、スポーツ選手は浅はかにしゃべり、マスコミは煽情を先走らせた…かくも愚かで、あまりに理不尽、思わず失笑してしまう暴言、迷言、珍言が満載。一九四五年の終戦から東日本大震災の二〇一一年まで、六十六年間に放たれた発言は、どのような問題を引き起こしてきたのか?「舌禍」の日本戦後史。

目次

東久邇宮稔彦王(内閣総理大臣)―一九四五年九月五日
志賀直哉(作家)―一九四六年四月一日
松島松太郎(会社員)―一九四六年五月十九日
泉山三六(大蔵大臣)―一九四八年十二月十三日
池田勇人(通商産業大臣)―一九五二年十一月二十七日
吉田茂(内閣総理大臣、自由党総裁)―一九五三年二月二十八日
有田二郎(衆議院議員)―一九五三年八月一日
久保田貫一郎(外務省参与)―一九五三年十月十五日
犬養健(法務大臣、小説家)―一九五四年四月二十一日
斎藤昇(国家地方警察本部長官)―一九五四年五月十八日
鳩山一郎(内閣総理大臣)―一九五六年一月三十一日〔ほか〕

著者等紹介

今村守之[イマムラモリユキ]
1956(昭和31)年、大阪生まれ。文筆家。日本大学藝術学部卒。主に新聞、雑誌で、思想家からアーティスト、職人、アイドルまで二千五百人をインタヴューしたほか、コラム、ルポルタージュ、レヴューを多数寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やすらぎ

128
問題発言…する人って、本心が出ちゃうんだと思うんです。どこかに、別にいいじゃない、言ってやったぞ、騒いでいる周りがおかしい、って人が多いような気がします。確かに、最近はかなりの発言が制限され、やり過ぎなところも見受けられますが、救いようのない発言や、問題にまではならない悪い心が言葉の端に見え隠れ…。発言者の周りには、巻き込まれて大変な人、傷つく人も沢山いるんです。文中には国会議員、地方議員の多いこと。最低限のマナーは守りましょう!そのような仕事を目指す人は、得てして…これ以上は問題になるので、申しません…2020/10/02

hatayan

55
1945年から2011年までに、いわゆる舌禍を生んだ政治家や芸能人、作家の発言について各章4頁程度を割いて解説。 被疑者に「ぶっ殺すぞ!」と口走った検事は『検事失格』を上梓。原発での事故を期待する市長の発言は内橋克人『原発への警鐘』、沖縄返還の密約がもみ消された事件は澤地久枝『密約』、三島由紀夫の最期の一日は保阪正康『三島由紀夫と「楯の会」事件』などの作品になっています。手軽に読み流せる本ですが、引っかかった発言から過去に著されたノンフィクションに親しむきっかけを与えてくれる一冊です。2020/05/10

金吾

27
週刊誌を読んでいるような感覚で読みました。妄言もあれば、問題発言にさ当たらないと感じる発言もありましたが、楽しめます。質問者に悪意がある場合もありますが、政治家に関しては、元来頭がよろしくない上に日頃何でも許されている部分から失言と感じました。 2024/01/03

古古古古古米そっくりおじさん・寺

16
終戦〜現代の物議を醸した問題発言集。軽い気持ちで読み始めたら、予想以上に面白い。一つ一つが好読物になっていて、発言の背後にある世界の姿がきちんと書かれている。何より著者に反骨精神があって気持ち良い。新潮新書はこういう感じの本がちょいちょいあって好きだ。2012/04/20

Gamemaker_K

13
とにかく、油断しない、感情的にならない、挑発に乗らない、だな。沈黙は金。俺もしゃべりについてはディフェンシブに行こう。…昔の紅白歌合戦でのこと。白組トップバッターの少年隊の曲紹介で、加山雄三が「仮面ライダー!」と全力で言い放ったシーンが忘れられない。この本の枠の外だけどね。2019/06/25

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